こんにちは!親子問題カウンセラー 竹島雅美です。
きょうのお題は「親と同じような配偶者」です。

電球親との関係のちょっとした疑問に、ブログ上でお答えします。ご相談者さまの生年月日、出生時刻と場所をお書き添えの上、info@watashiraku.com までお寄せください。


ある女性が、夫のモラハラに苦しんでいました。夫は、自分の人生がうまくいかないのは、すべておまえと結婚したからだと。

じつは、彼女の父親もまったく同じで、なんでも人のせいにする性格でした。それがイヤで、違うタイプの男性と結婚したはずだった。なのに同じことをされ、子ども時代と同様に苦しむはめに。

これが、モラハラの影響の怖いところです。親のモラハラが染みついて、無意識に同じような人を引き寄せるのです。

ところが「そんなに私が悪いんでしょうか」と発言していることから、この人には自分は被害者、という意識があります。

裏を返せば、夫に対して、あなたが悪い、あなたが改めるべき、だと思っているわけです。夫が自分を責めるのと同じく、自分も夫を責めている。そのことに気づいていないのです。

元をただせば、父親からモラハラを受けたからこういうことになった。でもね、父親が悪い、夫が悪い、と思っているうちは、何も解決しないのです。他人を変えることはできないからです。

ほんとうに解決したいのなら、いますぐにでも夫から離れるべきでしょう。なぜそれをしないのでしょうか。

それは、夫に依存しているからです。

いまの生活を手放したくない、自分が苦労して自立するなんてバカバカしい。

夫はストレスのはけ口として妻に依存、妻はモラハラを受け入れるかわりに衣食住を夫に依存。みごとな共依存です

ここに気づくために、モラハラ夫と結婚したのです。グチるばかりではなく、学びに変えていかないともったいない。これは親のモラハラの影響から逃れる絶好のチャンスでもあるのです。

なぜ、同じような人と結婚してしまったんだろう。
なぜ、自分は夫に何年も責められ続けているのに、反論できないんだろう。
なぜ、それでも一緒に生活しているんだろう。
なぜ、一歩が踏み出せないんだろう。
自分はどんな人生を歩みたいんだろう。

これらの疑問が出てくれば、自ずと答えが見えてくるはずです。

自分の外に原因があるわけではなく、自分の意識が現実を作っていることに気づいてほしいです。