テアトル梅田でラトビア発のアニメ映画『Away』を。完成当時25歳!
若き監督ギンツ・ジルバロディスがたった一人で3年半かけて作った初めての長編作。
飛行機事故で生き残った青年が迫りくる死の影から逃げる冒険物語なのだけど、舞台となった島が美しくて見入ってしまった。
植物が生い茂る水辺や森の中の間欠泉など4つのパートがあって、
中でもウユニ塩湖のような鏡の湖の場面はほんとにきれい。
しかも、主人公にはセリフがなくて聞こえてくるのは音楽と自然の音色、動物の鳴き声だけ。
だからこそ目の前に広がるダイナミックな展開に集中して吸い込まれてしまった。
登場人物も限られていて説明もないから個人で思い思いに主人公の心情を想像することになるのも、
こんなに静かな映画なのに刺激的だった。さらに言うと、かわいい旅の仲間が現れるのもすごくいい!
黄色い飛べない鳥が果たしてどんな役割を果たすのか、そこも見どころです。
あと黒猫!動きも水を飲む姿も飲むときの音さえもかわいい。
動きがとにかくネコらしいのでネコ好きの人はグッとくるかも?(でも、あれ猫なのかな?)
私は、最後の最後に出てくるあの動物を見て、
主人公が関わる動物の変遷が「生き延びることができるの?できないの?」という
主人公の状況や命のレベルを表しているのでは?とも感じました。
ところで、日本版限定でエンディング曲にthe pillowsの『MY FOOT』が流れます。
個人的にはこの曲と作品の風情が組み合わさると、これまで観ていた印象とはまた別の物語?そういう印象を持ちました。
主人公、めちゃ旅を楽しんでる感じ。
同じ絵なのに音でこんなに変わるんだな。#Away

