★注意★


自己満な手記になるかと思います。


愛娘のことを

愛娘に逢えるまでに起きたことを

覚えているうちに記録しておきたかったので。


辛く悲しいことでも

前に進むために残したいと、

知ってもらいたいと

そう思ったので記します。


現在妊娠中の方へ。

読まれる場合は、無事出産後もしくは覚悟して読んでください。

教訓として思ってもらえるなら何も言いませんが

そうでないなら相当なショックを与えてしまう可能性があります。

自己責任でお願いします。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/21

 

個室は暑くて

眠れたような眠れなかったような感じ

 

トイレまで歩くと

昨日より楽に歩ける

 

朝ごはんもちゃんと食べなきゃ

 

でもまだ飲み込みにくい

 

 

そんなとき先生がきて

外出許可を出してくれた

 

旦那くんの前で言ってくれたから

旦那くんは認めざるをえない

 

すぐに母に電話したら

すんなり許してくれた

 

あんなに怒ってたのに拍子抜け

でもすごく有り難かった

 

 

 

車椅子を借りて

身支度を整える

 

 

久しぶりに見る外の景色

 

 

晴れててよかった

 

前日の天気予報じゃ

午後から雨が降るってなってた

 

 

どうせなら

青空に還ってほしいから

 

 

 

 

 

家につくと

親戚が集まっていた

 

 

ほんとはひっそりやりたかったけど

みんな生まれるのを楽しみにしてくれてたから

母が伝えたのだろう

 

 

かわいい棺が用意されていた

小さな骨壷も

 

 

 

何度見ても

 

玻那は寝てるだけ

 

 

 

準備をして

旦那くんが待つ自宅へ

 

 

帰って来るはずだった家の中を

玻那に見せたい

 

そう言っていたから

 

 

 

少しの間

 

玻那を棺から出して

抱っこして家の中を回った

 

 

「ここでみんなでご飯食べるんだよ」

 

「ここでママがご飯作るんだよ」

 

「ここでみんなで寝るんだよ」

 

「でっかいテレビやろ。パパ頑張って買うたよ」

 

各部屋で

玻那に説明してあげてた

 

私は安静が条件で外出してきたので

2階にはあがらせてもらえなかったけど

 

階段下まで行って

旦那くんが降りて来るのを待った

 

2階から旦那くんの嗚咽が聞こえてた

 

 

ちゃんと

パパになってくれてたんだね

 

あんまり自覚してくれてないのかと思ってたよ

 

ごめんね

ありがとう

 

 

 

 

もう一度

玻那を棺に戻して

 

おもちゃやお花を入れた

 

 

 

 

 

 

火葬場について

少し時間があったけど

 

玻那の傍を離れられなかった

 

離れたくなかった

 

 

 

もう

いなくなっちゃうんだよ?

 

そんなのやだよ…

 

 

 

 

焼香が始まっても

動けなかった

 

焼香をするように言われたけど

手を合わせられなかった

 

 

炉に入れられるときも

手を合わせることができなかった

 

 

多分、頭では理解してるつもりでも

 

心では玻那の死を認めたくなかったんだと思う

 

 

 

小さな赤ちゃんは

火葬するとき大人と同じくらい時間がかかる

 

火力を落として時間をかけないと

すべて燃え尽きて何も残らないことかあるらしい

 

 

控室が用意されて

そこに入ったけど

 

しばらくの間

 

空を見上げたまま

動けなかった

 

 

 

 

玻那

ちゃんとお空に還れたかな?

 

お空から

パパやママのこと見守っててね

 

お空には

ママのお友達の天使ちゃん達がいるから

仲良くしてね

 

 

みんな、玻那のこと

愛してるよ

 

 

 

 

 

unchenged.-partsImageTransfer~01.gif