レントゲンとは?

歯科レントゲン機器とは、X線を発見したドイツの物理学者の名前です。X線は物質を通過する能力を持ち、空間を伝わる電磁放射線のことです。日本では、発見した人の名にちなんでレントゲンといいますが、英語ではX-ray(X線)と呼ばれます。

人間の骨は密度が高く、カルシウムをたくさん含んでいます。カルシウムはX線を透過しにくいため、その部分が白く写ります。一方、筋肉や肺などはX線が通過してしまい、フィルム写真には黒く写ります。こうした性質を利用して、体内の異常を見つけるのがレントゲン検査です。

歯の治療には、どんな必要性があるのか?

では、歯の場合はどうなのでしょうか?歯も骨と同様に、高密度のカルシウムでできているため、X線が透過しにくいのです。もし、そこに虫歯があれば、X線はそこを通過するため、黒く写真に写ります。歯周病も、内部の骨の状態を見ることで、どのくらい歯周病が進んでいるかを診断できます。ハンドピース 歯科などで、次の手術に役に立ちます。

つまり、歯科医師は、目に見えない歯の内部で何が起きているか、また、トラブルの大きさや深さなどをレントゲンによって細かく知ることができるのです。