こんな物語を考えてる
日本のある若者が家庭の事情で韓国へ行くことに。
お隣の国だけど
そこには友達はおろか顔見知りさえいない異国の土地。
転入する学校へ挨拶に行った帰り道
何箇所か付箋が貼ってある韓国語ハンドブックとこれから世話になるお宅への道しるべが記されているメモを持って一人で歩いていると
行きには気づかなかった
大きな木と噴水のあるどこか懐かしく感じる公園があった
噴水から少し離れたところにあるベンチに座りこれからのこの土地での生活に思いを馳せている。というより憂鬱か、、、
あたたかい春の日差しを感じて目を閉じると日本と変わらなく思える。
聞こえてくる韓国語以外は。
『・*<×〆〒×』
韓国語が近くで聞こえた
しかしわかるのはその声の主が女性であることくらいそして多分年配の
自分へ声をかけているのだと気づいたのは肩を叩かれた時だった
目を開けると真正面に優しそうなお婆さんが立っていた。
そしてなぜか手にはポケットティッシュ。
「?」
状況が理解できないためフリーズしてしまう。
『・*<×〆〒×』
また韓国語で話しかけてくる
カバンからハンドブックを出そうとしたところでそのお婆さんら
いきなり若者の手を引っ張りベンチから立たせた。
『!!!!ちょっ、えっ!?』
驚く若者にそのお婆さんは手に持っていたポケットティッシュを渡した来た
なんでこれを?
そんな困惑仕切った顔をした若者にお婆さんは自分の背中を指差した
「背中?」
そのとき若者はようやく自分の背中が汚れていることに気がついた。
ペンキ塗りたてのベンチに座ったがだに若者の背中は真っ青に
そしてベンチには若者の座った形跡がくっきりと。
きっと、お婆さんは
『ちょっと、そこのお兄さん!まだ座っちゃだめよ』
そう言っていたのだろう。
ハンドブックなんかに書いてあるか!
なにも喋らないというより喋れない若者がありがとうの意味のカムサハムニダを言おうとした瞬間
ドン!
お婆さんが歩いてきた高校生(若者と同じ年齢くらいであろう)にぶつかった。
とっさにお婆さんの身体を支えてあげたのでけがは無かった。
もちろん謝るのだろうと思っていたが
『∠♪<…・=/!!!!』
韓国語がわからない若者でもそれが謝罪の言葉ではない事が分かった。
数人の高校生はそれを言ったあとに若者の背中をみて馬鹿にする言葉を吐きその場を去ろうとした。
若者は
『おい、ちょっとまて』
日本語は通じるわけがなく気付かずに高校生達は立ち去ろうとする
追いかけよう身体を起こそうとすると
お婆さんが腕を掴み首を振った。
そんなお婆さんをみて若者はそれをしなかった。
しばらく高校生達を眺めていると数人の女子高生が合流し建物へ
入って行った。
お婆さんにつたない韓国語でありがとうございますと言い別れた若者は再び目的地である家へ向かった。
若者のこれから生活していくこの異国の土地の印象は複雑なものになった。
ようやく目的地へ着いた若者はその家の主である笑顔よ素敵なおじさんに家の中へ案内された。
家の中にはそのおじさんにと中学生くらいの男の子がいた。
きっとおじさんにの息子だろう。
肌が白く、小柄な少年だった。
アンニョハセヨ
飛行機で練習した挨拶を済ませると
もう一人紹介してくれた。
奥の部屋からお婆さんが出てきた。
そのお婆さんをみて若者は驚いた。
ついさっきまであの公園にいて自分にポケットティッシュをくれたお婆さんがそこに笑顔で立っていた。
たしかにおじさんにすこしだが似ている気もする。
『なんにもしんぱいしないで、なにかあったら私にいいなさい』
お婆さんが言った。
すこしだが日本語が話せるようだった。
若者はよろしくお願いします。と深々と頭を下げた。
そこへ玄関があき誰かが帰ってきた。
振り返った若者はまた驚いた
さっきあの高校生達と合流した女の子が立っていた。
「じゃあこの子のお婆さん?」
そう思うとあのときぶつかりあやまりもしなかった奴らと友達のこの子が苦手だと思った。
若者は仏頂面で頭を下げた。
それを、みた女の子もあまりよい印象でなかったらしく作り笑で返した。
若者はここでの生活は不安と心配しかないなと思ったのだった。
お婆さんが日本語で
『みんなに挨拶をしなさい』
というので
『コウタです。ヒロセコウタ。よろしくお願いします。』
それからその家の家族の名前を聞いた。
おじさんにのことは、アジョシと呼ぶことに
(韓国語でおじさんという意味らしい)
あの息子できっと末っ子の男の子はヨジュン
お婆さんはなんでもいいと。
問題の女の子はシヨンというらしい。
『コウタ。ごはんにしよう』
お婆さんがそう言って夕食の支度が始まった。
部屋に案内されて間も無くドアがノックされた
ドアを開けると立っていたのはシヨンだった。
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