益子焼の器・和のおもてなし ~食~ | かめのしっぽ☆'s ふらっと ふらいと ~旅ときどき日常~

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Yahooブログから引越して来た、かめのしっぽ☆です。

大好きな飛行機や旅のこと
飼い猫や家族ネタも盛り込んだ記事を、日々、綴ってまいります。
読んで大笑いしていただけたら、幸いです。

栃木県益子町、と聞けば
誰もが思い浮かべるのが、益子焼。

気取らない素朴さと
それでいながら、どこか特有の美しさがあって
やはり、日用の道具として作られ・用いられてきた
その個性が魅力的だな、と思ってしまう。

まさに、用の美。
そうした器のみを用いてのお食事を
親しい方と一緒にいただいてきた。


一品一品、生産者の方々がこだわりを持って育てた食材を用いて調理され
まさに目で楽しみ、味わって楽しみ…と
これがまた、それぞれに芸術品のように美しい。

【前菜】
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こんにゃくの田楽、松かさ型に刻られた慈姑(くわい)
柚子芋、蕪を菊の花の形に見立てた小さなお寿司
かに真丈のチーズ


なめこを一番下に流し込み
鮭といくらを黄身おろしで和えたもの。
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美味なるお酒を少しずつ口に含みながら
ゆっくりと前菜を楽しんで下さい、という
素敵な大人の贅沢な時間。。。

ひとつひとつ
それぞれにしっかりとした味付けがなされている。
食前酒は、地元産いちごを使用したリキュール。


【椀物&小鍋】
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椀物は白みそ仕立てのごま豆腐と栗の生麩。
これがまた、上品なお味と
程よく粘り気のあるごま豆腐&生麩の食感に
思わず、お代わりを所望したくなる。

小鍋は、日光降り和牛としゃぶ餅
無農薬の青菜を薄切り大根で巻いたものを
それぞれに、出汁の利いた汁の中でしゃぶしゃぶ・・・。
潰した南高梅入りの漬け汁に浸していただきます。
お好みで、柚子胡椒とネギを添えて。

霜降り和牛は、口の中に入れた途端
溶けて行くような食感でした。


【向付】
無農薬で育てた赤かぶと、サーモン。
周囲には、ほうれんそう・にんじん・だいこんの
三色ドレッシングを添えて。
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冷菜なので、冷たさと鮮度が保てるようにと
器の下には、細かくクラッシュされた氷が敷かれ
季節柄、色づいた紅葉たちが器の彩りに一役買っていました。
さながら、降った霜の上に舞い降りた
色付いた葉の光景を
器の中に表現したのかしら、ね。

器の端には、赤かぶの漬物が
ハート型にくりぬかれ、添えられています。
勿論、食せますよ~。

お好みで、すだちやこだわりの塩を用いていただきます。
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赤かぶの一切れは味付、もう一切れは生。
甘みのある野菜は、何もつけずにいただく方が好きかも。

このサーモン、美味しかったわぁ♪
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【焼肴】
ぶり大根の照り焼き
白髪ねぎとハジカミを添えて。
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・・・悲しいかな。
ショウガアレルギーの私は、ハジカミは食せませぬ。
でも、メインのぶり大根は、美味しくいただきました。
箸で容易に身がほぐれる柔らかさ、凄いものです。


【メインディッシュ】
この旅館の女将さんが、こだわってプロデュースした
お野菜たちがふんだんに用いられています。
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栗のグラタン、大根の甘酢のジュレ
里いもの柚子味噌のせ
ポークステーキとれんこん・ジャガイモの素揚げ
そして、こだわりのなめこの茶わん蒸し

・・・卵もアレルギーがあるから
茶わん蒸し、パス (泣)

ポークステーキは、ナイフで切らずとも食せるように
ひと口大に切り分けて、盛りつけられています。
たれをちょっと付けていただきます。
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お肉も美味しかったけど
お野菜の素揚げやクレソンが、かなり美味しくて
特有の風味や甘みに、改めてビックリ!


お食事として、新そばが出されたけれど
私はもう、かなりお腹がいっぱいになってしまいまして・・・。
二口啜って、ん!これは美味しい💛と思ったけれど
完食は無理無理。


【水菓子】
柚子シャーベット
さっぱりした口当たりがいいですねぇ~♪
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一部のガラスの容器を除き
あとは全て益子焼の器の様で。

なるほど・・・。
こういうお食事の出し方もあるのか、と
私も色々な種類をちょっとずつ、が好きなタイプなので
おもてなしの時の盛り付け等、物凄く勉強になりました。


以上が夕飯、ね☆

夕食前に温泉で汗を流し
冷えた体を温めて
更に食事後、少し休んでからまた温泉に入り
夜は数時間、爆睡!させていただきましたにひひ



一夜明けて~の、翌朝。
朝食は、こちら♪

これまた、細々と器に盛られたおかずが並びます。
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たまごやきも凄く美味しかったみたいだけど
私は食せぬぅ。

メニュー全景は、こんな感じです。
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真ん中の盆には、湯葉豆腐、生のり、彩り豊かな納豆
さつまいもと水菜のサラダ&人参ドレッシングが
香の物は野沢菜でしょか。
程よく脂ののった焼鮭と、蓋物は野菜の煮物
そして鍋は豆乳蒸し野菜。
白米にハマグリの味噌汁、デザートはブルーベリーヨーグルトと杏仁豆腐。


納豆に、刻んだ漬物を混ぜ込んで
ネギを盛れば、オシャレ~な納豆に変身💛
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こういう盛り付け、参考になるわ~。

私は一度に多くを食すことが出来ないので
途中で箸が止まってしまったけれど
頑張って、おかずはいっぱいいただきました。

なので、ご飯とデザートまでは
手が回らず~~~~。
それでもひと口ずつ、味見をさせていただきましたが
美味しいですね~、全て。
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今回は、とあるところからのご紹介で
何の下準備もせず、予備知識もなく
とりあえず、現地に行ってみましたら
なんとなんと・・・

お部屋も最上階の特別室でございまして
ビ~ックリ!!!

結構、広めのお部屋で
しかも、お食事がこれだけ充実していたので
果たしてお支払いは…とビビったけれど

羽田―札幌のノーマル運賃よりも
断然、安い料金で
私でもちゃんと支払える金額だったので、ホッ。

思い切って日常を離れての大人時間・・・
たまにはいいものですね♪