1、色とは・・・


 色彩の科学的な解明は、今から約400年ほど前にイギリスのケンブリッジ大学の学生だったアイザックニュートンの実験により発見されました。


 透明な太陽光をプリズムに通すと白い壁に、赤、橙、黄、緑、青、青紫、紫の7色が映り、色彩の源は光であることを発見します。
雨上がりの空にかかる虹は気象条件がもたらしたプリズムの現象と言われています。
人間の目で捉えられる光(色)を「可視光線」。
人間の目で捉えられないものを「不可視光線」です。


 可視光線、色は太陽の光ですので人間の心と体に大きく関っています。
 現に医療の現場ではリハビリに、塗り絵療法や光線療法などが行われています。


2、プルキンエ現象


 昼間の明るい時間は、光の強い長波長の暖色系(赤、橙系)がよく見えます。
 夜間の暗い時間は、光の弱い短波長の寒色系(青色系統)がよく見えます。
 人間の目の中で、長波長と短波長が切換る時間がある、それが早朝と夕方で、この時人間の目は見え難くなり交通事故の多いくなる。


3、明暗順応


 明るいところから急に暗いところに入ると一瞬真っ暗になり何も見えなくなり、またその逆に急に暗いところから明るいところへ出ると真っ白なって一瞬なにも見えなくなる、この現象は、網膜の中で「桿体」と「錐体」とが切り変わっている瞬間です。