数年前の月鉾さんのうちわです。
斜頸で傾いてるエメさんですが、
こうやってみるとうちわのウサギさんと同じようなポーズ(笑)
躍動感〜〜〜🐇
えめちゃん、かっこいいよね by aimer🐰
さて、前記事からの続きです
毎年涼しいお部屋でTVで見ることにしている山鉾巡行。
今年も長刀鉾お稚児さんの注連縄切り、綾傘鉾の棒振り囃子に感動し順調に進んでいたのに…
鶏鉾さんの車輪が壊れました😰
巡行の最中にこんなことが起こるなんて!
巡行の順番は『必ず』守られるそうです。
でないと、
室町時代から始まった、くじ取り式・くじ改めの意味が無くなってしまう。
でも今回は動けなくなった鶏鉾の横を、後ろの山が次々に進んでいきます。
どの保存会の方も、立ち止まって鶏鉾に一礼してから通り過ぎられます。
小さな山なら大丈夫だけど、大きな鉾が来たらどうするんだろう😰💦
このあとにひかえてるのは、
山鉾の中でもっとも大きな月鉾さん。
当然こうなるよね💦
屋根方さん、がんばって💦
動いた!すごい!
無事通過したあと、手を上げ合う屋根方さん🥹
ちなみにこの方たち、
命綱付けてません。
自分で握ってる綱だけが頼りなんですよ。
トラブルの中でも、絶対滞りなく祭りを進めるんだという心意気。
屋根にばかり目がいきますが、
こんな最中でも演奏を止めない月鉾の囃子方さん。
7月1日から31日までの1ヶ月間の行事の中で、
この山鉾巡行がいちばんのハイライトではありますが、
実は、大切な行事は今日の夕方から行われる
神輿渡御。
巡行はその前に市中を祓い清めるためのものです。
昔、悪霊は空を漂っていて空からやってくると考えられていました。
山鉾の高さは悪霊を呼ぶためにより目立つように。
懸装品の豪華さは、それに目を奪われて悪霊を留まらせるために。
そんな引き寄せがこの山鉾の仕事のひとつだとしたら、
壊れて動けなくなった鶏鉾にも、
道中カマがもげてしまった蟷螂山にもきっと絶対意味があると思って。(←人力からくりだから、こちらも色々ある😅)
『自助が叫ばれる今の時代に
共助の姿を見せていただきました』
実況席の東ちづるさんが仰ってました。
ほんとそうだと思って。
前の記事で書いてたように、
今年は祇園祭を通じて人種や歴史、平和の尊さを考えさせられていたところにこの出来事。
それがブログのタイトルになっています。
自助は当然大事だし基本なんだけど、
やっぱり誰しも1人では生きられないのですよね。
こんな時代だからこそ、
相手も自分も両方を尊重する、
そんな生き方が出来たら、世界は平和に向かっていけるんじゃないかと信じています。
『悪霊さんどうよ?』
今こそ🥹✨✨✨
※画像、動画、
KBS京都さんより。ありがとうございました。
はなかのん🍀