病院の検査を翌日に控えたジイちゃん。

朝食の食パンにイチゴジャムを塗ろうと、自分で冷蔵庫から出してきましたが
実はそれ、母ちゃんのリンゴンベリージャム。
あまりの酸っぱさに、バアちゃんに怒りの声を上げた。

「おい、こら、これはイチゴジャムか!!」

すると洗濯場にいるバアちゃんも声を荒げて言った。

「検査の注意事項でダメって書いてあったから、ジャム出してないわよ!!」


が~ん。


ジイちゃん、蒼白。
しかし悲しいかな、すでにジャムはパンに塗られており
3分の1ほどかじられていた。

バアちゃんがコチラにやってくる気配を感じ取ったジイちゃんは、
さささっとジャムを冷蔵庫にしまい、パンを二つ折りにして、
塗ったジャムが見えないように隠して食べている。

そこまで努力したのに、しこたまバアちゃんに怒られたジイちゃん。

「・・・・・なんで、バレたんだろう・・・・。」 と不思議そうに首をかしげていた。


ジイちゃん、私が思うに、
ジャムがついたスプーンをかたさなかったのが敗因ではないかと・・・・・・。



目の前にの皿にど~んとおいてあるんだもんな。
そりゃ、ばれるって。
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