大学では環境問題の先生のゼミを受講していました。
そこで議論したことで今でも印象に残っているのは
「もしも人間が今すぐいなくなればすべての環境問題はすぐに解決する」
ということ。
はたちそこそこの私は、
ニンゲンって地球にとって何なんやろう。
と自分が人間であることがイヤになるような感覚を抱きながら考えました。
答えはいまだに出ませんが、
生きているだけで地球や他の生き物に迷惑をかけている人間だからこそ、
生かされていることの意味を知って、謙虚に生きたい。
とは思っています。
うちでは、
なるべく太陽のリズムに沿って過ごすことで電気の消費を抑える。
冷暖房をつかいすぎない。
洗剤や石鹸はほとんど使わない。水を必要以上に汚さない。
野菜は皮も食べる。ゴミを減らす。
食べられない部分はコンポストで堆肥化して土に還す。
ゴミ(添加物も)の多いレトルト食品類は買わない。
食べ物は買い込み過ぎない。残さない。腐らせない。ムダにしない。
家庭菜園。小さくても循環を意識する。自給できるものを増やす。
季節の野草もいただく。
などなどは当然していますが、
なにかもっと大きな発想の転換みたいなものが必要になっている気がするのです。
人間は自分たちが自然界では特別な存在であり、食物連鎖の頂点にいると勘違いしているようです。
脳が発達して科学や技術の力を手に入れて、自然をコントロールすることができるようになったというのは「思い上がり」ではないでしょうか。
自然界は人間の都合で動くのではなく、それぞれが微妙な緻密なバランスのもと動いているように感じます。
人間はその少し先を予測したり、データ収集をすることはできるでしょうが、コントロールはできないし、してはいけないと思います。
現に、人間がコントロールできると勘違いして建設した原子力発電所では悲惨な事故も起きました。
環境への放射能汚染を起こし、動物や魚や野菜にもたくさんの影響が出ました。
たくさんの方が亡くなったり、病気になったりしました。
車でも、自転車でもバイクでも、船でも飛行機でも必ず事故は起きています。
しかもそれは事故=自己といって、自己中心的な考えや行動が事故の引き金になることが多いのです。
医療においても病気や健康を管理するための健診でかえって体を悪くしたり、薬漬けになる方は多いです。
ワクチンの分野においてもその効果(病気にかからなくする、重症化を防ぐ)は計測しようがない一方で、
副反応と呼ばれる体調不良や、一生治らない障害、または接種後の死亡なども必ず発生しています。
これはすべて人間の思い上がりから引き起こされたことのように思えてなりません。
自然や地球のサイクルとはどんなものなのか、そこに生きる私たちはどうあるべきか、考え続けたいと思います。