定型発達の子と比べないで


みつばちが療育園に行き始めてから、

何度も言われるようになった言葉。


障害受容に必要な考え方なのは、

理屈としては知っている。


この子のペースで進んでいるのだから、

それを大切に見守って育てる。

それは定型児でも障害児でも同じこと。


わかっている。

それが正しい捉え方。


その上で、そう言われることがとても辛い時がある。


お盆は親戚が大勢集まるから、

同じくらいの歳の体型の子たちをたくさん見る。


あんなことも出来るんだ

こんなことも出来るんだ

みつばちも、いつかできるようになるのかな。

むずかしいかもしれないね。


けれど保育園に行けば、

こんなにいろんなことができる子達に

囲まれて過ごすんだね。


療育園では、

他の子と比べないで、と言われる。


けれど、この子は山奥で育てるんじゃない。

他の子たちと、定型の子が過半数の社会で、

生きていく。


何ができて、何ができなくて、

それを毎日、いろんなところで説明して歩く。

保育園探し、デイ探し、

定型の子と比べてみつばちがどう支援がいるのか

説明するためには調べなきゃならない。


一つ一つ手繰り寄せるように、

選択肢が増えては消えていく。


蜘蛛の糸を掴むみたいだ。

みつけた!と思って手繰り寄せたら切れていた、

ということばかりで、

心がどんどん削られていく。


みつばちだけをみて、

誰とも比べず、

生きていけたらどんなに楽だろう。


可愛いなとずっと愛でて過ごせたら、

集団に入らず、

みつばちだけを見ていられたら。



あれもこれもできて欲しいと願ってしまう自分が、

結局一番自分の首をしめている。

わかっていても、比べてしまう。


苦しいと泣けるほど、

強ければ良かったのに。

もしくは、

理屈で割り切れるほど、

大人であれば良かったのに。