仕事場の伊藤くんが、病気になって入院した時の話しです

「おっ!
退院おめでとう‼︎」
とわたしは出勤してきた伊藤くんに声をかけました
わたしと伊藤くんは
同期入社で恋愛感情なしの良き友です

「入院は疲れるわ…
酒飲まれない、タバコ吸えない…
はぁー長かったぁぁ…」
と伊藤くんはタバコを吸いながら愚痴を言って仕事へと行きました

お昼休み
いつものタバコ休憩していると、伊藤くんが
「なーなー」
と携帯いじってタバコ吸ってるわたしに声をかけてきました

「?」
どうした?という顔で伊藤くんをみると何か話したそうな顔

「あんたさー
幽霊とかスピリチュアル的なもん好きよなー?
入院中に不思議な事があってさぁ」

伊藤くんは
幽霊とかそういうのは信じないしタイプでして…
でもすごく怖がりでして…

わたしは食いつきました‼︎‼︎

「何??何??何があった⁈」

「いやー入院して4.5日くらいと思うけど
俺夜中に熱でうなされてさぁ

うーーん…
うーーん…
って苦しんでたらさぁ…
ぽんぽんって肩叩かれて
「大丈夫ですかー?…」
って男の人の声がしてさー」
ゆっくりタバコに火をつけながら話す伊藤くん

「で、また
「大丈夫ですかー?…」
ってはっきり耳元で聞こえてさぁ」

「へー
それはなんか怖いなー」
とタバコの煙を吐き出すわたし

「俺、はい…なんとか大丈夫です…って言って起き上がったら
誰も居ないんだぜ⁈⁈」


「病室の入院患者じゃないの?」
とわたし

「…病室4人部屋だけど
みんな退院して俺1人だったんだよ‼︎」

「看護師さんは?」
さらにつっこむわたし

「全員女‼︎‼︎さすがに俺怖かったわ‼︎」

「…まじであの体験は怖かったー」

と伊藤くんはタバコを吸ってしみじみと不思議そうな顔をしていました


わたしは伊藤くんに
右手の親指をみせて

「優しい幽霊でよかったね!」
と伝えました