【前回のあらすじ】
名古屋市民の憩いの場である「名城公園」で
散歩をしていたはもたろうと管理人。
そこへ突然、はもたろうを「殿下」と呼ぶ男が現れた
一体、どうなる
はもたろう「大臣、どうしてお前がここに」
大臣「………。」
ゴクリ…
大臣「ハモタロウ・Z・トゥモロー殿下!」
大臣、馬の方かよ!
お付きの人「あっ、ワタシ?ただのお付きの人です!キリッ」
大臣「落ち着いてお聞き下さい。
あなたのお父様であらせられるハモルド国王が、
おモチを詰まらせまして現在、意識不明の重体であります
至急、ズットピア王国にお戻りください」
はもたろう「なに、オヤジが」
えっ、
ハモさんが殿下で、お父さんが王様って、どう言うこと?
はもたろう「それは…」
大臣「ゴホン私めが、代わりにお答えしましょう…実は
はもたろう殿下は、『ズットピア王国』の現国王のご長子にして
王位継承権第一位に当たられるお方なのです」
ええええーっ!!
ハモさんって、王子様なの!?
大臣「殿下は日本の文化や暮らしを学びたいと言う一心から
身分をお隠しになり、この国に訪れていました。
そして菅 理人子(スガ リトコ、管理人の名前)様と出会い、
今日に至ります。」
大臣「理人子様、こちらは殿下がお世話になった謝礼です。
お受け取り下さい。」ゴソゴソ…
ドン!
えっ、何!?こんなにも?
大臣「その代わり、殿下の身分やこちらでの生活ぶりなどは
他言無用で願います。ヒヒン」
そんな…!
こんなお金はいらないよ!!
はもたろう「管理人、今まで黙っていてすまない。
もし俺が親父の後を継ぐことになると、もうお前とは…」
大臣「ま、そう言うことです。」
だって…そんな急に言われても…
いっぱいケンカもしたこともあったけど、
楽しいことはもっといっぱいあって
もっと色々旅をして…
あと、ズッ玉もそろえないと!
はもたろう「………。」
大臣「殿下には国王とご家族、
そして大勢の国民が待っておられますでご理解を。」
…うん、でも…だからハモさん、
………
私たちずっと友達だよ
はもたろう
「ああ、ズッ友だゼ!!」
ハモさん…
はもたろう「…泣くな、管理人また会えるさ」
大臣「…うううっ(´;ω;`)」
お付きの人「ぶおおおおおーん!!(´;ω;`)」
はもたろう「なんだこいつは」
…そして…
機内アナウンス『…ladies and gentleman.
Welcome aboard Japan Airlnes flight001…』
はもたろう「………、
…さよなら日本、
さよなら…
ぶおおおおおーん!!(ノД`)」
ブオオオオオーン!!
ズッ友、はもたろう☆
ズッ福神「………。」
※ズッ福神2月12日「ズッ福神、登場」回に登場。
ズッ福神福禄寿「皆の者、あの者たちの旅と友情を
ここで途切れさせてしまっていいのだろうか?」
ズッ福神恵比寿天「ならんだろう!」
ズッ福神大黒天「ダメじゃー!」
ズッ福神毘沙門天「ダメに決まっとる!」
ズッ福神寿老人「なんとかせねば!」
ズッ福神弁財天「助けるでゴンス!」
ズッ福神布袋尊「前借を使え!」
ズッ福神たち「そうだ前借だ!」
ズッ福神福禄寿「…満場一致のようだな、
それでは前借キャンペーン、
ズッ玉砲発動!」
ズッ福神「…あの者たちならいつかきっと『ズッ玉』を
揃えることができるだろう…」
それから数週間後…
ピンポーン♪
はーい!
えっ、ハモさん!?
どうしたの?
はもたろう「いやー
なんか国に帰ったら親父のやつの意識が急に戻ってさ!
開口一番『またモチが食いてえ!』だと…
懲りねーよな。心配させやがってよ、まったく
と、言うわけで、
…またしばらく世話になるゼ」
………
はもたろう「うっ……」
管理人「おかえり!」
はもたろう「ただいま!!」
ーおしまいー
ブログを見て下さった方々ありがとうございました。
また気が向いた時に戻ってくるかも。
〈管理人AとG〉