子供が不登校になった時、ほとんどの場合で不登校になる理由や原因がありません。

 

友達もいるし、先生もそこそこ、勉強も悪い方じゃないのに、何でいけないんだろ・・・と

 

いじめられている訳ではなく、ごく普通の子。

友達もいて、勉強もそこそこで、学校に行けばそれなりに楽しい子。

いわゆる普通の子でも「不登校」の症状にはなります。

 

そのため子供自身も「何で学校に行けないんだろ?」と思い悩みます。

親や周りの人も、何が原因で学校に行けないのか探そうとします。

子供にも「何が嫌?」「何で学校に行きたくないの?」と聞きます。

 

子供は理由や原因がわからないので、とりあえずそれっぽい理由や原因を探します。

「先生が怖い」「友達に嫌なこと言われた」「勉強がわからない」

「学校に行くのがめんどう」「勉強がめんどくさい」「ゲームをしたいから休む」などと

適当な理由や原因を探して、それを親や先生など周りの人に言います。

 

でも、それが本当の理由だとは限りません。

 

基本的に、学校に行けなくなるという場合は

日々の小さなストレスとプレッシャーが上手く消化できないまま、どんどん積み重なっていき

心の限界を超えた時に「学校に行きたくない」となります。

日々の小さなストレスとプレッシャーは、どこにでもあるし、誰にでもあります。

 

先生に注意された、怒られた、友達が先生に怒られた、宿題をしなさいというひと言

朝早く起きなさい、片付けなさい、出しっ放しにしない、もうゲームやめて!早く食べなさい

友達から言われた何気ないひとこと。

「○○君って、足遅いよね」「変な鉛筆つかっているね」

教室でみんなの前で発表するプレッシャー、意見を言うストレス

学校で本を読んで感想を聞かれた時に、感想がなくても何かそれっぽい事を言わないといけないプレッシャー。

 

日常的にどこにでも、誰にでもあるストレスとプレッシャーの積み重ね。

 

これが積み重なっていくことで、

段々と心が弱くなっていき、元気も気力も低下していきます。

そうなると、不登校の前兆があります。

子供のSOSサインです。

日常的なことなので見逃しやすいです。

 

宿題をしない、宿題を後回しにしようとする、

数分で終わるような宿題でもダラダラやって1時間くらいかかる

宿題をしたと嘘をつく

朝、なかなか起きられない、学校に行く時間になってもダラダラ、モタモタしている

ストレスがたまっているので、イライラする

溜まったストレスは、弱い方へ流れます。そのため、兄弟や家族などにイライラをぶつけます。

ストレスを解消するために、ゲームやテレビ、Youtubeなどをみるため、時間になっても直ぐにやめることが出来ません。

少しずつ夜寝る時間が遅くもなってきます。

片付けなどもやらなくなってきます。

 

不登校になる前兆は、親が見逃してしまうだけで、実は結構サインとして出ています。

 

この状態が出ているのに、頑張らせ続けていると

ある日「学校に行きたくない」となります。