今後の授業で学びたいこと

・自分の考え、アイデアを効果的に伝える方法

・問題を見つけそれを解決する


 この授業では今まで図や表、写真や動画、文章など、様々な手法で相手に自分の考えを伝える方法を学んできました。

 今後はその手法をどんな場面で使えばより効果的なのか、また、今まで学んできた他にもどんな手法で相手に自分の考えを伝えられるかを学びたい。

 前半の授業では、身近な問題を見つけそれを解決するということをグループごとに行ったが、後半でも同じように問題を見つけそれを解決するという作業を通して、先に述べた相手に自分の考えを伝えるという課題をこなしたい。

この授業を履修する目的


 私は前期の第一回課題における、この授業を履修する目的として、「文章を書く力を身につける」、「自分の考えを相手に伝える力を身につける」という、主に二つの目的を挙げました。

 前期を通して、私は前者の「文章を書く力を身につける」という目的については、講義や課題によって、十分納得のいく結果を得ることができました。

 しかし、もう一つの目的である「自分の考えを相手に伝える力を身につける」については、いまだ十分に納得いく成果を出せずにいます。毎回の課題レポートでは、文章自体は書けても、頭の中に浮かんだアイデアを効果的にまとめきることができず、「この文章から、読み手は自分の考えを読み取ってくれるだろうか?」、「この構成で自分のメッセージは相手に伝わるだろうか?」といった疑問が尽きずにいました。

 そこで私は、後期の目的として、前期に達成できなかった、「自分の考えを相手に伝える力を身につける」ことは継続して目指し、それに加え今回は、「相手の考えを読み取る力を身につける」ことも目指していくつもりです。

 前期の第一回課題における、「表現するスキル」と「理解するスキル」の関係について、私は「表現」するためには考えを「理解」する必要があり、「理解」することは情報を整理し、「表現」することが可能な形に仕上げることだと結論付けました。

 私は、相手の考えを「理解」することは、相手が提示した情報を整理し、そこに込められたメッセージを、自分なりに「表現」できる形へまとめることであり、それは同時に、「自分の考えを相手に伝える力を身につける」ということにもつながるのではないかと思い、この新たな目的をもちました。

スライド http://www.slideshare.net/hammond620/ss-8644289


 Twitter、Facebookにかわる新たなwebサービスを提案するために、まずはTwitter、Facebookそれぞれの利点と不足点を挙げていく。

 最初にTwitterだが、利点としては主に、ブログよりも手軽、情報が短くまとめられている、リアルタイムな情報が手に入る、自分の興味がある情報が手に入る等が挙げられる。

 「手軽」…場所や時間を選ばずに情報を発信することができる。「まとめられた情報」…Twitterは投稿する文章が140字以内と制限されているため、必然的に伝えたい情報を短くまとめることになる。「リアルタイム」…即時性のある情報を、手軽に、双方向にやり取りでき、今まさに起きている情報が手に入りやすい。「自分の興味」…自分の興味があることを検索し、該当する情報を発信するユーザーをフォローすることで、いつでも自分の興味がある情報を手に入れることができる。

 不足点としては、主に、情報が絶え間なく流れてくるため目を通しきれない、必要な情報も不必要な情報も関係なく次々と流れてくる、フォローする人が増えれば別アプリが必要になる、伝えたいことを短くまとめなければならない、過去ログが追いにくい等が挙げられる。

 「絶え間なく流れる情報」…他の人のつぶやきを閲覧している間も絶え間なくつぶやきは増加していくため、目を通しきれない。「必要な情報と不必要な情報」…つぶやきの中には自分にとって不必要なものも多々あるため、膨大なつぶやきの中から自分に必要な情報を手に入れるのは大変。「別アプリ」…自分の興味がある情報を手に入れるために、それを発信するユーザーをフォローするのはいいが、フォローしているユーザーが増加していくと、それだけ取得する情報が多くなるため、API制限にかかりやすい。そのため快適にTwitterを使うためにはtween等の追加アプリをユーザーが個人で導入する必要がある。「まとめなければならない」…140字以内という字数制限があるため、情報をまとめる必要があり、URL等を張り付ける場合字数を大幅に消費する。「過去ログ」…あるユーザーのつぶやきを全部見てみたいと思って、過去ログを閲覧しても量が膨大なため、一度で目を通しきれず、また、次に閲覧するときに前回どこまで目を通したかわからないので不便。以上がTwitterの主な利点と不足点である。

 次にFacebookだが、利点は主に、実名を公開しているので相手を信用できる、友人・知人の近況がすぐにわかる、TwitterやYouTube等のwebサービスとの互換性、豊富なアプリケーション等が挙げられる。

 「実名の公開」…Facebookでは登録に実名が必要であり、プロフィールでは学歴なども公開するため、他のユーザーを信用できる。「近況」…Facebookはmixi等のSNSよりも個人と個人のつながりが重視されているため、友人や知人の近況などが分かりやすい。「互換性」…FacebookにはTwitterやYouTube等のwebサービスとの互換性があり、例えばTwitterへのつぶやきをFacebookにも反映させることができる。「アプリケーション」…Facebo

okには外部企業や個人が提供しているアプリケーションが数多く存在し、ゲームや生活に役立つもの等、種類も様々である。

 不足点としては、主に、実名で登録しなければならない、匿名性がないため安易な発言ができない、機能は多いが使い方が分かりにくい、アプリケーションの説明が英語のためわかりにくい等が挙げられる。

 「実名登録」…Facebookに登録するためには実名での登録が必要であり、実名主義になじみがあまりない日本人には抵抗がある。しかし、登録の際実名を使わなかったユーザーが、アカウントを削除されるということも実際に起こっている。「安易な発言ができない」…実名を公開しているがために、安易な発言をすれば自分だけでなく、例えば大学や会社等に迷惑をかけることになるため、慎重に言葉を選ぶ必要がある。「使い方が分かりにくい」…他サイトの互換等、様々な機能があるのだが、それに関する説明は特になく、自由放任的な面があるため、使い方がよくわからずその機能を十分に活用できない。「英語の説明文」…アプリケーション自体は総数も種類も豊富なのだが、説明文が英語で表記されているため、それがどういったアプリなのかわかりにくい。以上がFacebookの主な利点と不足点である。

 ここで、TwitterとFacebookの不足点を踏まえて新サービスに求める点を挙げていく。実名と匿名の選択、字数の無制限化、外国語表記の日本語への翻訳、追加アプリなしでの快適な使用感、使い方をわかりやすく説明するマニュアル等である。

 実名と匿名の選択は、自分の個人情報を公開することに抵抗がある人にもサービスを利用してもらうために導入することで、利用者増加をはかれる。字数の無制限化は、Twitterのように短い文章を投稿したいユーザーには特に影響は出ないが、ブログなどのように量の多い文章を投稿したり、引用やURLを張り付けたいときに、字数制限によって文章をまとめられないということをなくすのに役立つ。外国語の表記を日本語へ翻訳することは、英語は苦手だという人にとってはありがたい機能である。追加アプリなしでも、リツイートの方式の変更、タイムラインやダイレクトメッセージをグループ分けして管理するといった便利な機能を使えるように、あらかじめサービスにそれらの機能を組み込んでおく。ユーザーが機能を理解するためのわかりやすいマニュアルや、Q&A専用のつぶやきブログを設置する。

 私が提案する新サービスは「わかりやすく、自由に」をコンセプトとし、Twitter、Facebookの機能を基盤として、上記の点を追加していく。

 私が新サービスに求める点の中でも、外国語表記の日本語への翻訳、追加アプリなしでの快適な使用感の二点は、実装するのが困難に思われる。そこで、この二点を実装するための戦略を提案していく。

 外国語表記の日本語への翻訳における「外国語表記」の対象は、主に、外部企業から提供されたアプリケーションの説明文と、外国の人からの投稿文章である。前者は、説明文を日本語に翻訳して提供した企業のアプリケーションを宣伝する、アプリケーションのページのトップに載せる等、優遇する。または、ユーザーに翻訳を依頼し、成果に応じて報酬を出す。例えば、説明文ひとつにつきwebマネー100円分といった具合に。後者は既存の翻訳サイトと提携し、新サービス内に設置する。もしくは、投稿記事の翻訳を行うアプリケーションの開発を依頼する。

 追加アプリなしでの快適な使用感は、TwitterにおけるTweenやTweetDeck等のアプリケーションをあらかじめ流用する、または、作成を依頼しバージョンアップとして公式で導入する。企業がそれを作成したのなら、広告等の宣伝を、個人なら報酬を払う、もしくは社員として雇用するといった具合に、作成者を募る。

 残りの三点は、この新サービスを提供する側で十分に対応できる問題であるため、新サービス実装にあたって事前に準備を行えば解決できる。

 以上がTwitter、Facebookにかわる新たなwebサービスの提案と、実装にあたっての提案である。