自民党員が持つ権利は、総裁選の投票権ただ一つしかありません。
しかし現実には、

フルスペックの総裁選でなければ行使できない

いざ投票しても党員票は圧縮され、最終的には無視される
という実態があります。


かつて石破茂氏が総裁に選出された際、党員票が踏みにじられました。党員票を無視して誕生した政権が、国民の選挙結果をも無視して居座り続けるのは、むしろ当然の帰結です。

理解できないのは、その石破総裁を推した議員たちが、今になって「石破降ろし」に走っていることです。自ら党員票を無視して総裁に据えておきながら、その口で石破氏を降ろすとは、何かの冗談でしょうか。全く笑えません。
さらに石破氏に引導を渡した小泉進次郎氏が「石破政権の継承」を掲げる姿は、正気の沙汰とは思えません。


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改革提案

私は以下の改革を強く提案いたします。

1. 総裁選は必ずフルスペックで行う。例外は認めない。
 現職急病などの場合は副総裁を「仮総裁」とする。そのため、副総裁も総裁選と同時に選出する。


2. 党員制度の厳格化・デジタル化。
 - マイナンバー紐づけで日本国民であることと本人意思による入党を確認。
 - 総裁選はネット投票を可能にし、決選投票にも党員が参加。
 - 決選投票でも票の重みは一回目と同等とする。


3. 立候補要件を「議員推薦」から「党員基盤」へ。
 総裁選立候補は、国会議員推薦人ではなく「獲得した党員数」で判断する。




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結論

自民党が党員票を軽視し続ける限り、国民から「既得権益の代理人」と見なされるのは避けられません。
党員の権利を守り、党員の声で総裁を選び、党員の力で候補を立てる。この改革を断行してこそ、自民党は真に「国民の代理人」として生まれ変わることができると確信します。