うちの四つ溝柿、切り詰めたり根元から倒れたりでトラブルがつづいてしまってさ。

数年も採れなかったが、ようやく今年まとまって採れた。

200個ぐらいか。

 

 夜なべ仕事をして、というか、急いでやらないと渋柿が軟化してしまい、皮が剥けなくなる。

我慢して皮むきしたよ。

楽しみを超えて苦痛に!。

でも、干してさ、安心してたら、雨と暖かい強風が吹いたでやんの。

カビてしまうじゃねーか!。

 

 昨年とかおととしも、道の駅などで購入したシブガキを使って干し柿を作ったけどさ。

晩秋だというのに雨が多い!。

毎年そうなんだぜ。

濡れた干し柿は青カビが生えちまうし、こんなに毎年降るのではたまんねーな。

 

 とまあ、いずれは干すだけ専用のビニルハウスを設置しようと思う。

加温や密閉性は考慮しない。

それはオレの管理が悪すぎて、夜でも寒波でも暖かいハウス温度の維持なんて、オレにはムリだから、単なる雨除けだ。

そこに柿だの干したり、雨の日でも作業しようと思うのだが、ともあれ、四つ溝柿の干し柿、なにしろ小さな柿だから乾くのが早い!。

 

 一週間で出来上がって、できあがるといってもアンポ柿といわれる柔らかい状態だが、じゃんじゃん食った。

うまい。

クセになる味で、4つも5つも次々に毎日食ってしまう。

また雨になるかも、と恐れて、紙箱にしまって室内に取り込んであとで見たら、カビが生え出した!。

 

 乾かしてあるといっても、半ナマだから、まだカビが生える乾き具合のためでもあるらしい。

イオウでいぶすとかやってないし。

カビが増えないうちに、どんどん食って、食べ終わってしまった。

食うのはえーな、まだ12月にもなってないし。

 

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 そういう超・短期決戦の干し柿作りと消費をやって、写真も取らなかったんだが、12月上旬に新潟県に温泉旅行に行ってきた。

ツアー旅行だから、もう、お土産屋に盛んに観光バスは寄る。

そこで、干し柿を見つけて買ってきた。

 

平核無の干し柿だな

 

 うちの干し柿作りの比較および参考にしようと思って、もっと黒ずんだものや、梱包が違う別の生産者のもの、など5種類ぐらいも買い込んだ。

添付写真のものは、もっとも見栄えがしたものだ。

 

アンポ柿だ

 

 これはネットリ状態のものだったが、もっと乾いたものなどを食べてみた結果、いずれもタネなしであるのはひときわ有利な条件であるものの、平核無って、乾いた干し柿にするとボソボソしてしまって、そんなに向いてない品種だと思う。

 

 水分が多い品種でもあるので、脱渋して食べるにはいいが、干し柿には半ナマの方がいいが、それなら会津みしらず柿のアンポ柿の方がよりうまいと思うし、また回転する皮むき機にかけるには平核無は角張っている果形なので、円形の果実よりは皮むきしにくい。

早生品種でもあるので、暖かい地域では収穫時に完熟してしまって、干し柿の皮むきにはべちょべちょして、やりづらい。

 

 などなど、オレが不満をごちゃごちゃと言うのは問題的書き込みではあろうが、平核無は渋抜きして食べるのは向いていても、干し柿用としては(品質的にそう悪くはないが)良いわけでもないのだ。

うーん、那須高原で平核無の苗を何本も植えちまったよ、オレは。

 

 柿は根元から切っても根にはダメージが比較的には少なく、切り株から再生しやすい樹種で、そのとき接ぎ木して品種更新しやすいから、とりあえず今のままオレは育てるとするか。

甘柿は、オレんとこではカラスの被害が酷いので特に植えないが、シブガキはオレが干し柿好きの事情もあって、増産したいと思っているところだ。