のべ5万円ぐらいかな。過去数年間で最大の投資額となったわ。

ブルーべリーが約3万円超ぐらい。

その他に、キウイだの渋柿だのアンズだの。

植え付け作業の方がよっぽど手間がかかるが、クリスマスごろまでになんとか大部分を植えて、正月に残りを植え替えたりした。

 

 このあとの真冬は、地面が凍ってしまって、霜が解けたりでぐちゃぐちゃになってできないのよ。

1月の厳寒期は、ブルーべリーの剪定だな。

穂木を確保しなくちゃならん。

 

 で、話を戻して、何を新しく植えたか?だ。

今年も来年も成るわけじゃなくて、3年以上の5年後ぐらい先を見込んだ投資というか出費だ。

そんな先のことを考えるのは大変だが、世の中に出回る果物はみんなそうだ。

市販された果物は、10年前とかに植えて今になって出回っている訳だ.

長期戦だぜ。

 

 オレが植えたのは、ブルーベリーは、タイタンとクレイワー。

タイタンは3年か4年前に植えたの昨年夏に初めてまとまって収穫できた。

そのときの感想メモはこうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

2018/8/5 21:27
昨日、タイタンを初めてまとまった量を試食できた。バリンバリンとはじけるような食感で、食べると楽しい。粒はラビットアイにしては大粒(超大粒というわけではない)。味は中の上で良い方。雨が降ったら裂果しやすそうと思いつつも、ジャム用に量をかせぐには使えそう。
耐寒性やや弱めだが、マイナス10度近くに達する那須高原でもまあ大丈夫の様子。(クレイワーはさらにもうちょっと軟弱な印象。)
梅雨時に収穫となる温暖地では味ボケがひどそうだが、やや冷涼地で梅雨空け以降に収穫期を迎える高原では、ハイブッシュの補完品種として使えそう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 というわけで、那須高原で専用の品種として使うことになった。

降雨による果実の裂けがひどい品種だが、なにしろ那須高原では収穫期が8月上中旬となって、梅雨は終わっている。

 

 というか、那須高原ならではの従来のブルーべリーの問題がひどくてなあ。

解決を狙ったんだ。

従来の問題というのは、熟す時期がな、ハイブッシュブルーべリーは晩生品種でも8/1ごろを最後に終わってしまって、お盆休みの連休ごろは、ハイブッシュの果実が無い、んだ。

 

 サミットという晩生品種ですら、7月下旬から8月上旬までで、8月中旬には残ってない。

樹にならせたまま盆までおいたら、ハクビシンが来て食い尽くしていったよ、まいった。

 

で、そのあとに熟するラビットアイは、大部分の品種は、那須高原では8月後半に熟す。

盆がおわってからだ。

ブライトウェルなどは8月中旬から採れ出すが、熟期の最初のころはまだ完熟しておらず品質不十分だ。

 

 というわけで、那須高原では、ハイブッシュとラビットアイの連続した収穫期のはずが、2週間ぐらいもスキマがある。

連続して収穫できないんだ。

そのスキマにちょうどお盆休みが入ってしまっているから、これが問題だったわけ。

 

 それがな、ブライトウェルよりも熟すのがちょっと早いタイタンだと、ちょうど8月中旬が熟期でぴったりなのさ。

お盆休みに収穫できる。

大粒だから、限られた休暇の間に、どどどっっと、量も多く摘み易い。

小粒は摘んでもなかなか量がいかないが、2倍の大きさの粒だと、収穫量は2倍になるわな。

ざっと。

 

 あと、那須高原は土地が痩せてて、オレの借りてるところはそうだ、休耕田だったためもあるが、ブルーべリーの樹の育ちが悪くてな。

クレイワーという品種はタイタンと良く似ていて、裂果しないらしいし、味もよりよいみたいだが、成長がやや悪いんだ。

タイタンは屈強だ。

3、4年の試作でいえば、T172のフェスティバルに準じるぐらいに成長が良い。

使えそうだ。

 

 といった事情により、とはいえ、クレイワーとタイタンで半々ずつ買って、那須の畑に植えた。

タイヤで囲んで肥料の用土入れて、といった事前作業の方が手間がずっとかかる。

植え付けだけなら大して時間もかからん。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その他は、キウイの東京ゴールドだ。

苗木を買った。受粉樹の孫悟空もだ。

で、直売所で、また東京ゴールドの果実が売っているのを見つけて、喜んで試食したが、味がやや薄いんじゃねえか・・・。

うちの紅キウイの方がもう少し甘い気がする。

 

 例えれば、東京ゴールドは角砂糖。

紅キウイは、黒砂糖だな。

上品さや加工性は、東京ゴールドがいいが、うーん、とりあえず、紅キウイを更新するのはやめて(高接ぎを予定していた。)、東京ゴールドの苗は植えておいた。

 

 ついでに同じ天香園から買った苗木は、チャンティクリアだ。

これはホームベルの根元に寄せ植えしておいた。

あとで根接ぎしようと思って。

3月ごろ、チャンティクリアの苗から穂木をとって接ぎ木もする。

 

 ついでにアンズのニコニコットも買った。

アンズ栽培の苦戦はあまりに悔しかった記憶がオレにはある。

で、このニコニコットは、同じ県内のつくば市で育成されたという。

そして、ものすごく実がよく成るという。

ほう。

というわけで、苦い記憶を克服すべく、このアンズを買ってみた。

うちの梅の樹の近くに植えておいた。

梅栽培は、母親が亡くなってしまって梅干し加工はオレ苦手だから、梅の木をアンズに高接ぎ更新しようというわけだ。

 

 その他の果樹苗は、新しく植えたのは渋柿が多かったな。

干し柿用にするためだ。

道の駅で、数年前から渋柿のままの柿が出回るようになって、買った人が自分で干し柿加工するためだが、2018年秋に至っては、渋柿が大量に売られるようになってた。

オレものべ20キロぐらいも購入したが・・・。

吊るして干したが、干し柿はもう全部食ってしまって、正月まで残らなかった。