色付き始めたのはいいけれど、今まではスズメが気付くのはとうぶん後日になってからだったのに、今年は最初っからズタズタに突っつかれまくり。

野鳥がより好むオトリ用に、グミの木を植えてあるが、そんなのには目もくれなくなってきて、ウェイマウスの色付き果実に、一突き二突きとクチバシで穴をあけて、次々に食い散らかしてある。

 

 もうスパルタンがぼつぼつ熟し始めている。

これは守りたい。

やべえな。

今年は防鳥網を張らなかった。

勤務先の新しい仕事で疲労しがちになったので、支柱立てとかの重労働は今年はやめることにして、工事は来年以降に持ち越したのだ。

穴掘ってアンカー埋めてワイヤーをピンと張る仕事は大変だからな。

 

かつて張っていたアミかけ

 

 というわけで、ブルーべリー園はアミなしであるから野鳥は入り放題のわけだ。

でもスパルタンの果実を守るべく、ウェイマウスはオトリの餌用に格下げすることにした。

しょうがあるめえ。

これに被害が集中的にくるように、スパルタンだけにキラキラテープをぶらさげることにした。

 

 ウェイマウスの熟し始めは比較的大きい実だが、そのあとは小粒多数になるので、それらは小鳥に満腹に食わせることで、スパルタンの方の被害を減らそうという作戦だ。

小粒といっても飲み込むには粒が大き過ぎるが・・・。

 

 キラキラテープの忌避効果は一週間ぐらいしかないだろうから、オトリ作戦というか被害担当というべきか、これからは毎年ウェイマウスに担ってもらおう。

増殖してもいい。

グミはアテにならんわ、もう!。

 

 今年のウェイマウスの接ぎ木はなぜか成功率が高くて、8割方うまくいった。

例年は中程度の成功率なのに、接ぎ木が容易にできてその後の成長も良いとなると、オレも作戦を変えてくる。

つまり、今まで接ぎ木容易さではサミットが一等だったが、雀対策上、ウェイマウスを上げるってこと。

なにしろトシとって、これからの季節はますます連日暑くなってくるからな。

7月8月はもっと疲れることになって、体力的にぐったりしてくる。

 

 今年は熟すのがめっちゃ早いわ!。

5月下旬からブルーべリーもラズベリーも採れるなんて、10年に一度くらいの年か?!。

6月上旬の陽気が良い季節のうちから疲れるようでは、この先が思いやられるわな。

 

 スパルタンの理想のA級果実を求めて苦労多々よりは、B級品でもラクにできる果実を作るというのもいい。

そう思うようになってきたということさ、加齢でな。

サミットはまだ緑色の果実でスズメの猛攻にオトリ用としてぜんぜん役立ってないことを思うと、防鳥網をすみずみまで張るのも大変だし、畑の端の方にある品種不明のラビットアイ樹に接ぎ木するのは、今後(来年以降)はウェイマウスにしてみるかな。

受粉樹は、防鳥網の中に植える必要はなかろうよ。

 

 オレのところの土質ではラビットアイは(気温が足りないのか)生食の品質がふるわなくて、皮も厚くてジャムにしづらいのだが、ハイブッシュ中でウェイマウスがは品質不十分といってもラビットよりも高い品質で出来てる。

とまあ、ラビットアイの欠点が解決しないままあるのと、スパルタンの接ぎ木は失敗と発育不振が多すぎて苦労が絶えないので、並走して別の道も探らざるをえない。