春の雑草すげえ。

苗よりも高く雑草が伸びて覆いかぶさったら、発育不良を起こしてしまう。

草取りしなくちゃ!。

なにがなんやらだ。

これを草取りしてみた。

 

まずは「すわりっこ」という椅子を用意した。

これはNHKのまちかど情報室という番組で紹介されていたので、すばやく検索して買っておいたのだ。

ときどき使ってる。

タイヤの周りを少しずつ移動しながら草を抜くのでね。

 

 ケツに装着して、植木ハサミを片手に、スギナを1本ずつ地中から切断していった。

手でひっぱっても一応ひきちぎれるが、ハサミを使った方が丁寧にできるので、今回丁寧にやってみた。

 

 なにしろ草取りは面倒くさい!が、タイヤの中という、とっても狭い範囲だ。

こんな狭い範囲だけなら、1本ずつきっちり丁寧に草取りできる。

タイヤのおかげで、内側は日陰になってて草もあまり生えないしな。

 

 タイヤの中には、オガクズを敷き詰めてあるので、雑草は白い茎がモヤシのように伸びた長ネギ状態になってて、土むきだしよりは抜き易い。

あんまりごちゃごちゃ生え過ぎたときは1本ずつ取りきれないので、雑草の束をワシづかみして、ぐわっとオガクズ用土ごと掴んで、雑草を引き抜くけどな。

 


 

 タイヤで囲むというこの栽培、鉢植えと露地栽培の中間的な栽培といえる。

タイヤの中にはブルーべリー用の用土を入れてあるのでね。

 

 

 タイヤは2段重ねにしてある。

野うさぎが出没する畑で、その野うさぎが食べないよう隔離するために、タイヤを高く積み上げたのが始まりだ。

2段ぐらいじゃスパルタンの枝を食われてしまうが、タイヤをくり抜くのは手間がかかることで、本数が足りないのが現状だな。

 

第一、周囲の雑草をきれいさっぱり刈り取ってしまうと、苗木をウサギに食われてしまいやすい。

だからわざと雑草残しとく。

そうすると、ウサギの食害は少なめだ。

 


 

 写真はスパルタンの接ぎ木だが、今年(2018)接ぎ木したものじゃない。

昨年(2017)接ぎ木したものだ。

今年の初春に切り詰め剪定して、再成長させてるところ。

 

 

 株のうち2カ所活着しているが、右側は発育が悪いな・・・・。

昨年は成長したのだから、右側はちゃんとつながっているはずだが・・・まあ、タイヤの幅が狭いので2本あるよりは1本の幹の方がタイヤを入れたり外したりしやすいので、右側はしばらく成長を見たのち、伸びが悪かったら、切って左の1本だけにするかもしれない。

右側は最初から無かったことにしちまおう。

 

 用土についても説明しとこう。

家具工房で出てきたカンナ屑をもらってきたもので、2、3センチぐらいの木屑が主流だが、ときどき2、3ミリ角ぐらいの細かい粉末状のものがある。

それは大事にとっておいて、ブルーべリーの用土として使うようにしている。

 

 タイヤの中に入れるわけよ。

ただし!、オガクズにはブルーベリーの根は張らない!。

パサパサに乾き過ぎるんだ。

オガクズを畑に野積みすると、最初はちゃんと雨水が染み込む。

しかし、その後、オガクズは乾いて、撥水性をもつようになる。

 

 ピートモスの撥水性は有名だわな。

水をはじく。

この水はじきの性質は、ピートモスだけじゃない。

杉皮だって水をはじくことがあるし、モミガラの撥水性は強烈だ。

 

 木のオガクズが水をはじく様子を見ると、分解の過程で細菌かカビが微生物が蔓延して、水をはじくようになるようにも見える。

とまあ、オガクズの下にはピートモスを埋めるようにして、オガクズを敷くのはその上。

単に雑草が生えにくくするためのものだ。

 

 あと、接ぎ木苗には添え木をあてないと、長く伸びたスパルタンの枝はへし折られ易いので、要注意だ。

接ぎ木部分から折れたりする。

とくに太い幹に直接接ぎ木すると、幹は太くてたわまないのに、新梢は柔らかくて、風で大きく揺さぶられるので、接ぎ木部分からぽっきり逝きやすい。

 

 だがら添え木を当てるのがいいわけだが、地面に突き刺しにくいでやんの。

オレは細くて白いグラスファイバーを使っているが、強風で添え木ごと揺れてしまいやすいので、3本は立てるようにしている。

 

 スパルタンの苗には、タイヤをセットしたり、丁寧に雑草抜きしたり、枝が伸びるに従ってひもで添え木に結わえ付けていったりで、まったく至せり尽くせりだ。