長らく更新できませんでした。だめですね。これからしっかりと更新していきます。

今回本当に長くなってしまったので、最後にまとめています。そちらから読んでいただけますと分かりやすいかもしれません。




前回に続き、➁の仙腸関節のお話です。
腰椎の下にあり、お尻の所にあるのっぺりとした「仙骨」とその左右にある「腸骨」で形成される関節です。
皆様が気にされる「骨盤のゆがみ」の大部分がこの関節の所を指すでしょう。
では、どういった関節なのでしょうか。日常動作への影響を交えて考えていきます。

そもそもこの仙腸関節のねじれる動き自体は片側3~5mm程しかありません。
それは内側、外側から強靭な靭帯によって保護されているからです。
なので動きが極端に小さいがゆえ「動かす関節」というよりも「動かされる関節」と思って頂ければと思います。

例えば私たちが歩くとき、左右の足を交互に前に踏み出すと同時にこの仙腸関節は連動して動かされます。
右足を踏み出した時、右側の腸骨は後ろ回りに動かされ、その時踏ん張り側の左の腸骨は前回りに動かされます。左足を踏み出した時はその逆です。
つまり歩く動作では繰り返し左右の足を踏み出すことになりますので、左右の仙腸関節はこれに連動して繰り返しねじれます。


しかし、これは正しい骨盤の動きをされている方の話になります。ゆがみのある方はどうなるのでしょうか。

ここでの仙腸関節のゆがみとは、言い換えるなら「仙腸関節のねじれる動きがない方、減少してしまってる方」です。
固まってしまっているとイメージしていただいた方がわかりやすいでしょうか。

こういった方は歩行時に動かされるはずの仙腸関節のほんの数ミリの動きを身体のどこかでカバーしなければいけません。
これを「代償運動」といい、このカバーで筋肉をはじめとする組織を余計に使ってしまいます。
そしてこの代償運動は無意識に起こってしまいますので、知らず知らずのうちに身体の負担となります。

この状態の方は歩行時に右足を踏み出した時、太もも前側をはじめとする右足を持ち上げるような動きをする筋肉の負担が大きくなり、
蹴りだす左足は腰や裏ももをはじめとする左足を後ろに反らすような動きをする筋肉の負担が大きくなります。

負担のかかる所を抜粋すると、前側は「大腿四頭筋」という4つの大きな太ももの筋肉がメインになります。
この4つの筋肉はVラインあたりから始まり、膝上で合流して「膝蓋腱」となり膝のお皿の下に付きます。
つまりここの負担が増え、炎症が起きますと足の付け根の痛み、膝の痛みとして現れます。


後ろ側はお尻を取り巻く大きな筋肉の「殿筋」や腰の筋肉の負担が増えます。
したがって腰の痛み、お尻の痛みとして現れます。



ここでまとめます。
仙腸関節の動きがなくなりますと、歩行をはじめとする色々な日常動作に代償作用が生じます。
この代償作用は意識せずとも起きてしまうもので、身体にとって無駄な負担が増えます。
したがって疲労が取れずに積み重なり、後に慢性的な痛みとして現れることがあります。
これが一部ではありますが、「骨盤のゆがみ」からくる腰痛、膝痛などの症状がでるメカニズムです。ほんの一部ですが。
立ったり座ったり歩いたりする我々にとって、この仙腸関節の数ミリの動きは本当に本当に大事な動きになります。

骨盤矯正で腰や膝が良くなった、掘り下げればこういうことが根本にあります。

まだまだ書き足りない。続きはまた次回にでも。