大沢 在昌 烙印の森
私は犯罪現場専門カメラマン。特殊な警察無線傍受キットを使い、裏の世界を探っている。目的は、フクロウと呼ばれる殺し屋を見つけだすこと。黒衣の女で、犯行後、自分の仕事現場に野次馬となって現れるらしいことから、私は写真を撮り続けているのだが・・・。
大沢 在昌 氷舞
大沢 在昌 毒猿
新宿署の刑事・鮫島は、悪を憎み容赦しない。孤独に、誇り高く戦う彼を、犯罪者はたちは「新宿鮫」と恐れる。歌舞伎町の女・奈美。哀しみと孤独が溢れる彼女の心に、光を与えた男がいた。謎の影を持つ男・楊だった。一方鮫島は一人の台湾人に出会う。「ただ者じゃない」鮫島に直感させ、刺客の急襲を一瞬で撃退した男・郭。彼には標的が・・・。最高の殺人技術と、強靱な肉体を持つ台湾人の殺し屋、いや人間凶器「毒猿」だ。疾走する毒猿に新宿が戦慄!郭の目的は?奈美の運命は?鮫島、絶体絶命の闘いに挑む!圧倒的な興奮と感動が凝縮。
大沢 在昌 新宿鮫
大沢 在昌 屍蘭
大沢 在昌 炎蛹
新宿署刑事・鮫島-犯罪者は怖れを込めて呼ぶ、「新宿鮫」と。連続殺人の犠牲となった外国人娼婦の部屋、植物防疫官・甲屋は、突然、鮫島の前に現れた。彼は、殺された娼婦によって南米から日本に侵入した恐怖害虫の蛹を追っていた。しかし、蛹は消えていた。羽化までの数日、蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険と罠に満ちた戦慄の闇に挑む!一方、連続放火の頻発。チャイナマフィア対イランマフィアの対立の激化。絡み合い錯綜する犯罪と凶悪事件は、冬の終わりの新宿に凝縮する。鮫島に、刻々とタイムリミットが迫る!
大迫 純一 黒き魔像の契約者
大倉らいた あした天使の翼をかりて・・・・・・
パパが天国に行った日、私はあの人に出逢った。泣いている私に、ぬくもりをくれた天使さま―。あれから数年、ほんの少しの勇気が私に<イタリアンの貴公子>と呼ばれる瑛人さんと見習いシェフの航平、そしてずーっと探し続けていた<幻の本>との出会いをもたらしてくれた。 いくつかの事件で、少しずつ明らかになる天才シェフ・瑛人さんの過去―。 「料理は推理に等しい…という言葉は知ってるかな?」 解けない謎を頭を悩ます私に、瑛人さんは天使のような笑顔でこう言った。 女子高生りりかと謎多き天才シェフたちの、ふわりと心を包み込む、モダンとロマンのミステリー。
大倉 崇裕 七度狐
――「季刊落語」編集部勤務を命ず。 という衝撃の辞令から一年。落語と無縁だった新米編集者・間宮緑は職場に定着し、時に名探偵ぶりを見せる牧大路編集長の透徹した洞察力に舌を巻きつつ落語編集道に精進する日を送っていた。「静岡に行ってくれないかな」 突然春華亭古秋一門会の取材を命じられ、北海道へ出張している牧の名代として緑は単身現地入り。この一門会は、引退を表明している六代古秋が七代目を指名するという落語界の一大関心事。何故こんな片田舎で?ここ杵槌村はかつて狐の村と呼ばれ温泉郷として栄えたが、今や往時の面影はない。世襲とされる「古秋」の名をかけて落語合戦に挑む当代の息子・子市、古春、古吉。いずれ劣らぬ名人芸に感心しきりの緑。一門会直前、折からの豪雨に鎖され陸の孤島と化した村に見立て殺人が突発する。警察も近寄れない状況にあっては、電話でいくら訴えても牧とて手の打ちようがない。やがて更なる事件が。犯人捜しと名跡の行方、宿悪の累が相俟って終局を迎えたそのとき、すべての謎が解ける!
大倉 崇裕 三人目の幽霊
憧れの大手出版社に入った間宮緑が研修を終えて受け取った辞令は、<「季刊落語」編集部勤務を命ず>。座布団に座って面白い噺をしては客を笑わせる、あの落語・・・? その場で辞表を書こうかと世を儚みかけたが、せっかく入ったのにもったいない、どうにか気を取り直した。年四回発行の落語専門誌「季刊落語」の編集部は総員二名。唯一の上司兼相棒はこの道三十年の編集長、牧大路。二と二を足して五にも十にもしてしまう人並み外れた洞察力の主である。牧の手にかかると、寄席を巻き込んだお家騒動、山荘の摩訶不思議、潰え去る喫茶店の顛末・・・。 "落ち"が見えない様々な事件が、信じがたい飛躍を見せて着地する。時に掛け合いを演じながら、牧の辿る筋道を必死に追いかける緑。そして今日も、落語漬けの一日が始まる――。