我が身への嘆きのようなもの、かな。
おそらくこれは観る側の私の問題であるから、それで沸き立つタイムラインに水を差すことはあるまい。
と、今日のところは口をつぐんでおこうと思ったのだけれど。
でも、後半もあの場にいたい、あの場に向かいたい。だから私の中の、若干怯んでしまっている私を鼓舞するために、少しだけ書き留めておこう。そうだ、こちらにひっそりと。
という、自分としては一応前向きな更新です。
おっそろしく久しぶりに。もっと他に書いておきたいこと山ほどあるのに。
LOTF、初演と今日の昼夜三公演観ました。
初日15列目、総立ちの一員となり
本日昼5列目ではダンサーの肉体の動きの凄さに圧倒され
夜は2階ほぼセンターから照明音響を(ともに舞台を作っている観客もかな?)含めた、舞台全体を味わい、
部分的には双眼鏡で凝視し(笑)、
楽しかったのは確かなんです。
初日はともかく……今日は大輔さんの動きに「見とれた」のも確かなんです。
なのに、微かに残る疎外感。
今回、大輔さんは、今のところまだ、私にとって「対象」のまま。
うわぁ、と見とれる魅惑的な。
でも、そうして大輔さんに酔っていればそれで充分なんだけど。多分。
ショーは全体として構成とか多分すごく練られていて
ダンサーのレベルも高く
多分ものすごくクオリティの高いエンターテイメントなんだと思います。
だけど、このショーは観客を選ぶ。
そして私は選ばれなかった。少なくとも今のところ。
なら行かなければいいんですよね。
嗜好が合わないのなら口をつぐんで距離を置く。
エンターテイメントに対しては、多分それが礼儀なんですよね。
でも!そうはいかないんです、私は。
だって、大輔さんが踊っているのだから。
私は「説明的」な表現がどうにも苦手で
ま、説明されているものに目をつむって、その時間を楽しむこともできるのだけど
大輔さんが出ている舞台に目をつむってしまうなんてことができるわけもなく。
今回大輔さんに与えられた役回りは、
与えられた時点では間違いなく説明的で
(だって、あのナレーションひとつとってみても!)
でもショー全体のコンセプトからしたら多分、当然のことで。多分。
でも大輔さんなら、役回りを与えた人の思惑を超えて、
いや、それを蔑ろにするということではなく、
全てを呑み込み新たな「場」を作るって
勝手に期待しているわけです。
説明的表現って、共通の文化コードを持った者しか共有できないんです。
そのコードを持っていなければ、どんなに、すごいなぁ、と思っても
悲しいことに「他人事」なんです。
ま、楽しめてるのなら「他人事」で何も問題ないのでしょうが。
そこが私の欲深なところで。
でもね、日本語の歌詞に合わせて滑る、という
普通なら、そりゃ説明的にならざるを得ないでしょうという場面で、
いとも簡単にその枠を消し去ってしまうお人ですよ。
期待するなというほうが酷だと思いませんか……酷ですよね。酷だと言ってください。
ああ、吐き出しただけの更新です。
でも!一応前向き!
一日の休演を挟み、きっと、大輔さんはまた化ける。
とりあえずはそれを信じて、とにかく二日、お仕事します。
なんか、すみません、て感じですが。
N杯の終わった11月の末に
時は満ちた。大輔さん、あなたのスケートを滑る時がきた。
と呟いた時の祈りに近い思いは
ギエムのボレロを観にいったらしいと聞いた時、
確信に変わった。
2015年12月19日
望み通りの俯瞰席。
眼下には水面煌めく生命の海。見上げれば聖なる天蓋。
空隙を音楽が充たしていく。
あの2時間半を、私は忘れない。
3年前のN杯のあと、「必ずやってくる」と確信をもって言い切った「その時」。
全日本道化師以来、祈りをこめて待ち続けた「その時」。
N杯ソナチネに、それは「私の願い」にすぎないのだと戦慄しながらも、待たずにはいられなかった「その時」。
彼はディオニュソスから下された神託を、ついに、「うけいれた」。
自分の「天才」と向き合う覚悟を決めて氷上にもどってきたとき
彼の動きの一つ一つ、そのすべてが
今は意味のあるようには思えない諸々を
鮮やかに意味づけるんだ。
2014/2/26
感謝します。
時は満ちた。大輔さん、あなたのスケートを滑る時がきた。
と呟いた時の祈りに近い思いは
ギエムのボレロを観にいったらしいと聞いた時、
確信に変わった。
2015年12月19日
望み通りの俯瞰席。
眼下には水面煌めく生命の海。見上げれば聖なる天蓋。
空隙を音楽が充たしていく。
あの2時間半を、私は忘れない。
3年前のN杯のあと、「必ずやってくる」と確信をもって言い切った「その時」。
全日本道化師以来、祈りをこめて待ち続けた「その時」。
N杯ソナチネに、それは「私の願い」にすぎないのだと戦慄しながらも、待たずにはいられなかった「その時」。
彼はディオニュソスから下された神託を、ついに、「うけいれた」。
自分の「天才」と向き合う覚悟を決めて氷上にもどってきたとき
彼の動きの一つ一つ、そのすべてが
今は意味のあるようには思えない諸々を
鮮やかに意味づけるんだ。
2014/2/26
感謝します。
髪の毛の色数を増やした。
度を上げたコンタクトレンズを新調した。
デビュー予定のマスカラは…忘れた。
大阪で調達しよう。
フィギュアスケーター高橋大輔に会いに行く。
そう思ったら、なんか、ちょっと涙でた。
富士山が、ものすごく綺麗だ。
度を上げたコンタクトレンズを新調した。
デビュー予定のマスカラは…忘れた。
大阪で調達しよう。
フィギュアスケーター高橋大輔に会いに行く。
そう思ったら、なんか、ちょっと涙でた。
富士山が、ものすごく綺麗だ。
まいるなぁ。
ありがとう、なんて改めて「言葉」になんかしてくれなくても。
十分に、強烈に受け取っていたんだけど。
全日本のビートルズで。
あの日、彼の全身から放たれる「ありがとう。さようなら。」に
ああ、氷上の高橋大輔「選手」をこの眼で観るのはこれが最後なんだと悟った。
どうにももて余した自分自身の気持ちを
まとまらないままに、駅で、D友さんにぶちまけて
(Rさん、その節はごめんなさい)
宿で、すぐに削除することになった記事を書きなぐり
(いいねくれた皆様ごめんなさい)
酔いにまかせて、ひとりで、わんわん泣いた。
全日本の大輔さんは特別。
それが私のもっとも求めてやまない大輔さんかどうかは別として
確かに、特別だった。
そうだね。まさにThe Real Athlete。
いろんなことを、言葉ではなくてスケートで伝えてくれた大輔さんが
言葉で「ありがとう」をくれる。
つまりはそういうことなんだと思う。
そしてこのDVDに
N杯VASは入らない。GPFブルースも入らない。GPF道化師も。
そのことに、意味をみたいと思うんだ。今は。
ありがとう、なんて改めて「言葉」になんかしてくれなくても。
十分に、強烈に受け取っていたんだけど。
全日本のビートルズで。
あの日、彼の全身から放たれる「ありがとう。さようなら。」に
ああ、氷上の高橋大輔「選手」をこの眼で観るのはこれが最後なんだと悟った。
どうにももて余した自分自身の気持ちを
まとまらないままに、駅で、D友さんにぶちまけて
(Rさん、その節はごめんなさい)
宿で、すぐに削除することになった記事を書きなぐり
(いいねくれた皆様ごめんなさい)
酔いにまかせて、ひとりで、わんわん泣いた。
全日本の大輔さんは特別。
それが私のもっとも求めてやまない大輔さんかどうかは別として
確かに、特別だった。
そうだね。まさにThe Real Athlete。
いろんなことを、言葉ではなくてスケートで伝えてくれた大輔さんが
言葉で「ありがとう」をくれる。
つまりはそういうことなんだと思う。
そしてこのDVDに
N杯VASは入らない。GPFブルースも入らない。GPF道化師も。
そのことに、意味をみたいと思うんだ。今は。
東京大学 平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞
このタイミングでこの文章の存在を知る。
大輔さんをめぐってしばしば起こるsynchronicity。
「彼自身の」炎でなくてはいけないんだ。
それが、仕上げになるのだろう。
彼が、彼自身の炎でいかにみずからを焼きつくし、灰となり
そして新しくなるのか
その過程を見ることはできなくても
新しくなった彼が再び氷上に立つのを見るとき
一瞬にしてすべてを悟ることができるのだろう。
いや、違うな。きっとそれは知る必要のないことだ。
ただ、再び、彼の舞いに酔えばいい、それだけだ。
このタイミングでこの文章の存在を知る。
大輔さんをめぐってしばしば起こるsynchronicity。
「彼自身の」炎でなくてはいけないんだ。
それが、仕上げになるのだろう。
彼が、彼自身の炎でいかにみずからを焼きつくし、灰となり
そして新しくなるのか
その過程を見ることはできなくても
新しくなった彼が再び氷上に立つのを見るとき
一瞬にしてすべてを悟ることができるのだろう。
いや、違うな。きっとそれは知る必要のないことだ。
ただ、再び、彼の舞いに酔えばいい、それだけだ。