「西洋医学と中医学って、何が違うの?」
そう聞かれることがあります
違いを挙げようとすれば、いくつもあります
でも
私が一番大きな違いだと感じているのは
「点で見るか、全体でみるか」という考え方

🔶西洋医学は「点」でみる
痛みのある部分や、不調を起こしている臓器など、
“症状そのもの”にフォーカスして治療します
痛いときには痛み止めを飲む
感染があれば抗生剤を使う
手術が必要なら外科的に取り除く
上の木の絵で言うならば
傷ついた葉っぱ一枚一枚を手当てしていくイメージ
不調の「原因点」を見つけて対処する―
これが西洋医学の強みです
🔶中医学は「全体」でみる
一方、中医学では、その人全体を診ます
本来のバランスからどこが崩れているのかを見極め、
そのバランスを整えることで自然な回復を目指します
たとえば、おなじ“生理痛”でも
血の巡りが悪いのか、血が不足しているのかによって
対応はまったく異なります
だから
「同じ症状でも、治し方が違う」んです
🔶どちらがいい、ではなく「どちらも大事」
もちろん、痛み止めを飲むような緊急時や
重度の感染症で抗生剤が必要な場面もあります
でも、身体のバランスが整ってくると
「そもそも痛みが起こらない」
「そもそも病気になりにくい」
そんな未来も見えてきます
どちらが良い悪いではなく
どちらの“いいところ”も上手に取り入れる
それが、これからの時代に大切だと思っています
🔶「体質を知る」ことから始まる
中医学では
まず自分の体質を知ることを大切にします
体質を知ることで
どこのバランスを整えればいいのかが見えてきます
その上で
どんな食事が合っているのか
どんな生活を心がければいいのか
それが「養生」と呼ばれるものです
そして、それでも改善しないときや
もう少し早く効果を出したいとき―
そんなときに、漢方薬が力を貸してくれます
身体の中の臓器や血管
身体の内側と、外側である自然界
心と身体
すべてがつながっているもの
そのつながりを意識するだけで
日々の小さな不調の感じ方も変わってきます
まずは、自分の身体を知ることからはじめてみませんか?