おふくろ、元気でやってる?
そっちの世界はどうよ?
きっと悲しみも苦しみもない、最高の世界なんだろうな。
俺が行くには、まだ早い気がするから、もう少し待っててくれよな。
でも、生前はホントによく頑張ったよな。
俺なら、あそこまで頑張れなかったと思う。
俺も見習わなきゃな。
てか、今までホント、心配ばっかりかけて、ごめんな。
でも、今はしっかりやってるよ!
あっ、霊界があるとしたら、おふくろは俺を見てると思うから
いちいち言わなくてもわかるよな(笑)
てか本当に産んでくれてありがとう!
親父は俺を堕ろさせようとしてたんだよな?
なのにそれを無視して産んでくれて本当にありがとう。
生きてると辛い事の方が多い気がするけど、
俺はおふくろの子供として、産まれてきて、
本当に良かったと思ってるよ!
今は、俺達、別々の世界だけど魂は永遠だよ。
そして、いつでも一緒だからな。
最後に一万点くれてありがとな。
なんか少し、救われた気がしたよ!
じゃ、またどっかで!
バイバイ!!
後書き
まず、ここまで長々と読んでくださった方々に心から感謝いたします。
最初にも書きましたが「母親の死」というのは、受け捉え方も十人十色だと思います。
文中に出て来る暴言や悪態の数々は、平静な今、客観的にみると、確かにありえない
言動であると共に、これを読んでいただいた皆様に嫌悪感を与えてしまったのではないかと、
大変申し訳なくも思っております。
しかし、最初に書いた様に、十人十色です。
ウソの文面で感動してもらおうなど、これっぽっちもありません。
なので、大ひんしゅくを覚悟してありのままを描写する事とした訳です。
この話を通して何を伝えたかったかというものもありません。
が、しいて言うなら、今だに無くならない医療ミスや崩れ出している親子関係等が、
少しでも改善されていってくれたら、という思いを、切に願っているだけです。
そして、これだけは言えるでしょう。
母親ほど無償で愛をくれ、いつでも味方をしてくれる人はこの世にはいない。
今の世の中、例外もありますが、敢えてそれらは無視させて下さい。
そして、今現在も多くの方が毎日毎日ガンで亡くなられています。
本当に憎むべき病気です。
1日も早く、それが終末期であっても治せるという医療を心から願ってやみません。
それと、もう1つ。
今現在、親御さんが健在であり、そこに感謝の気持ちや愛を少しでもお持ちの方、
どうか恥ずかしがらずに「ありがとう」や「愛してる」の言葉をその親御さんが亡くなる前に
プレゼントしてあげて下さい。
そして、身内が少しでも「おかしい」と思ったら、即、病院に連れて行ってあげて下さい。
そうすれば俺のような後悔を一生背負っていかなくても済むはずです。
親子関係において、そんな言葉をいちいち口に出さなくても十分伝わり合えている事も
わかるのですが、言葉には物凄いパワーがあります。
死んでしまってからでは永遠に伝える事が出来なくなってしまいます。
どうかその前に。
長くなりましたが、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
ハマハチ