夜中またお父さんが起きる。
近所の幼稚園児の、歌がうるさいって。
この後、こんな夜中に幼稚園やってないよーとか
色んなことを言って宥めたり
…このやりとり何度目なんだろ…みたいな事を毎日毎日、やっている。
たぶん、お父さんの進行・・・他の人と比べ物にならないくらい、早い。
今思えば、何か別の要因もあったのかもしれない。
昼間も お母さんのあたりがキツい
私は友達にも最近会えてないし
オサムとも別れたし
仕事も今は辞めている。
とにかく人との関わりが少なかった。
ストレス、相当溜まってた。
ある日の夕食時
その日は私が夕食当番の日。
お父さんが
「いつもの味噌汁とちがう まずい」
と言い出した。
私の手料理は父は何度も食べたことがあるし
お味噌汁も美味しいと褒めてくれてるくらいだった。
私「えっ!?そうかな?何が違うかな??」
と聞くと
父「ああ、初めて来た人だから、わからないのか?」
えっ。
お母さんもおばあちゃんも流石に動揺していたが
お父さんはどうやら私のことを
家政婦さんか何かだと勘違いしているようだった。
私の存在は、
なかったことに。
私がいない世界線。
さとみという存在は、なかったことになってた。
私は
様々なストレス
寝不足
不自由な生活
父親から言われた一言の寂しさ
色々なものの感情が溢れてしまい
そのまま
家を飛び出してしまった。