暗い部屋の中、

俺達の部隊は居た。

『第32降下部隊』

それが、俺が率いる部隊名だ。

世界は謎の敵と戦い続けている。

17世紀頃に突如としてアメリカに現れたヤツら、

瞬く間に世界広がっていった…

それから

約100年後の1861年

ヤツらは日本にもやってきて、今も戦い続けてる…

俺達は輸送機の中に居た

戦況は悪く、

戦場には戦友達の屍が

累々と横たわり、

地獄と化しているらしい。

誰もが喋らなかった…

覚悟をしていた…もう戻れはしないと…

そんな重い空気の中…

一人の隊員が口を開いた。

先日、配属されたばかりの新人だ。

「自分は、
この戦いが終わったら故郷にいる彼女と結婚するんですよ!
だから…絶対生きて帰りましょう!!」

皆は答えなかったが、

口元は笑みを浮かべていた。

多分、

俺を含め、

こう思ってるはずだ…

『あ、

こいつ死ぬわ。

戦場に向かう時に

そんな事言うやつは
大概死ぬで。

鉄板な事やでぇ』

と…

続けて、

何かを言おうとした新人の声を

遮るかのように鳴るアラーム…

戦場に着いたようだ。

「無駄なお喋りはここまでだ。」

俺はそう言うと、

皆に降下準備の指示を出した。

心臓が破裂しそうな鼓動をリズムに変えて、

俺達は戦場に降下した…

降下中に聴こえ見えてくる

戦場の惨さ…

大地に降り立った俺は、

皆を確認した。

1、2、3…10人。

よし!皆、無事に降下したんだな。

新人の強がった笑顔を見た瞬間。

俺達は、光に包まれた…


…………続く