秋も深くなり、
風が独り身の心に沁みる今日このごろ・・・
皆さんはいかがお過ごしでしょうか![]()
こんばんは。
マスターヨーダより、
フォースが強いと自負しております
マスターHAMMERでございます。
今宵は、
ある家族を襲った悲劇のお話でございます。
ある、いつもと変わらない休日の夜、
突然、それはやってくる。
男の携帯が鳴った・・・
相手は父親だ。
いつものように電話にでる。
「もしもし、
なに
」
「もしもし、
警察から電話があって
うちのバイクが見つかったて
連絡があってん。
それで車で一緒に行って
乗って帰ってきてほしいねん。
お父さんも詳しい場所聞いてないし、
バイクの鍵は
警察が預かってくれてるみたいやから
今から取りに行って場所聞いてくるわ。
またれんらくするな。」
何気に家を出て
バイクを確認した。
男のバイクはあった。
無いのは・・・・
男の兄の原付だった。
鍵さしっぱで・・・
何しとんねんあのアホは![]()
男は兄の迷惑に付き合わされる事に
苛立ちを覚えた・・・・
その苛立ちが
すぐに不安になる事も知らずに・・・・
帰ってきた父親と共に
バイクを取りに行く。
どうやら、誰かが
バイクに鍵が刺しっぱなしになっているのを
警察に連絡してくれたらしい。
どうせ駅前の駐輪場だろう
と思っている男の心境とは裏腹に
車は駐輪場とは違う方向に向かう・・・・
道中、父親に詳しい話を聞いた。
兄は昨日、仕事に出て行ったきり帰ってきてない事・・・・
父親が、今日の夕方頃に
電話をしたらでず、その後すぐに
「今日は晩御飯いらん」
とメールが来たこと・・・・・・
警察からの電話の後、
父親と母親が
兄に何回も電話をするが連絡がつかない事・・・・・・
「お母さんが心配してるから
バイク取りに行く途中周り見ながら行ってほしいねん。
最悪、お兄ちゃん倒れてるかもしれんから」
と父親が謎の事を言い出した。
周りみながら![]()
兄が倒れてるかもしれん![]()
倒れてたら誰か見つけるやろ![]()
そう思いながら
バイクが放置されている場所に着いた。
男は愕然とした![]()
その場所は道路から逸れており
アスファルトで舗装されてるものの
街灯はほとんど無く
左側は、棚田状の田んぼ
右側は、川が流れている直線だった・・・
周りに民家は無く、
車から降りた男には
バイクが見えなかった。
強く吹く風が
暗い道を不気味にする。
仕方なく男は歩く
バイクに向かって・・・
川を覗き・・・
田んぼを覗き・・・・
時には兄に電話をかけた
倒れているなら着信音が聞こえてくるはずだ。
しかし、
電話はすぐに留守電になった。
マナーモードか![]()
それでもバイブ音が聞こえるかもしれない![]()
風にバイブ音が
かき消されないように
見落としがないように
注意しながら歩く・・・・
20分ほど探し歩いた。
前方に橋が見えてきた。
その300メートル程先に
民家の明かりが見える。
![]()
橋の手前の街灯の下に
見慣れたバイクが・・・・
バイクに近づく・・・
兄のだった。
あいも変わらず、
兄は電話にでない・・・・
もう少し探そう・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
ふと携帯の時間を確認した・・・・・・・
もう探し始めて
1時間経っていた。
取りあえず
この辺に兄はいない。
私は安心した。
別の所で倒れている可能性に
目を背けて・・・・・・・・
家に帰ると
父親が家の前に立っていた・・・・・
浮かない顔をして・・・・・・
「お兄ちゃん見つかった」
私は覚悟はした・・・・・・
兄とはもう話せないのだと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く