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3歳女児。昨晩から38℃台の発熱が持続している。食事の摂取は少ないが水分の摂取はできている。嘔吐や下痢はない。今朝、全身けいれんがはじまり約15分間持続しているため母親が救急車を要請した。来院時も全身けいれんが持続しており、チアノーゼを認めるこの児に行うべき処置として優先度が低いのはどれか。

 

 酸素投与

 気道確保

 静脈路確保

 抗けいれん薬投与

 尿道カテーテル挿入

(解説)
解答(e)
 

※ 熱性けいれん

①「生後6ヶ月から60ヶ月」のけいれんの原因では一番多い。小学生ではまれ。

② 38度以上の高熱を伴う全身性硬直性間代けいれんで持続時間は数分(15分以内)

③ しばしば家族歴があり、再発がみられる。
④ 予防はジアゼパム座薬

 

※「熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023」
 熱性けいれん重積状態に関して、5分以上持続している場合を「薬物治療の開始を考慮すべき重積状態」、30分以上持続または意識なく反復する場合を「長期的後遺症にも注意する必要がある重積状態」と定義しました。5分以上発作が続く場合は何らかの薬剤(病院外であればミダゾラム口腔溶液(ブコラム®)、病院であれば静注薬)によって発作を止める必要がありますので、必ず救急車を要請しましょう。