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リーダー研修の実地研修先「グレイスヴィルまいづる」について、ちょっと詳しくお伝えします。
理念
「共に暮らし、共に考え、共に感動し、共に働く」
一階にあるエントランスから入ると何かが違います。
特別養護老人ホームなんですが、雰囲気が明るく人の動きが感じられます。
事務所前にある、交流スペースここは一般開放されてありイベントや夕方になると学童として利用され、子ども達の勉強や走り回る姿があります。
仕事帰りの親たちが迎えに来ます。
よろず屋と言うお菓子、自販機、100円カフェがあり近所の方も利用しています。
奥の中庭では梅干しを漬けていまして、栄養士の方とご近所の方も来て漬けてます。出来たらおっそ分けと特養での食卓に出されます。
なんとも不思議な光景と言うか、理想の光景なんです。
施設としての閉鎖感がありません。図書館のような公共性があり生活の一部の様です。
2階では週1回健康体操があり、インストラクターの先生と地域の皆さんが参加して、行いましたが最初はゆるいペースから最後はついていけない程のハイペースに、好評のうちに1時間が終わりました。
そして、奥に特養があり、2階にショートステイとデイサービスがあります。
リーダー研修で重きを置いてます。人の生活サイクルを把握する‥
基本『24時間シート』に基づいて動かれています。
24時間シートとは、個人個人のタイムスケジュールで、起きる時間や食べる時間、それぞれの好みや食べ方やなどを把握して対応していくもの。
もし、朝8時に一斉にリビングで食べるとなれば、まだ寝てる人を起こし、移動して食べる為に待っていただく必要があります。
起きる時間は人それぞれ、無理に起こしてしまうと、後でウトウトしたり、機嫌がわるかったり‥
一斉に起こす為に介助者も大変です。
起きれ人から順次起きて食事に入ると、介助者もそれほど手が掛かりません。
ひとり二人と食事を準備して出せます。
利用者の方の機嫌がイイです。
1日良い気持ちで過ごしていただけそうですね。
一階に特養があり庭も広がります。
雨の日に、朝から通学の様子を見てた利用者の方が、子ども達が雨の中で濡れないかと思ったら、傘がカラフルやったよ~、可愛かったよ~と朝食で話されていました。
雨が降ると足元が危ない‥
心配する気持ちが認知症の進行を遅らせていのでは。
閉鎖的であったり2階より上だったらこの光景は見る事もなかったかも知れません。
空調が整った施設で暑いも寒いもなく、外が雨だとも気づかない事もあります。天気に関心が行かなくなります。誰かを心配する事が無くなり、関心もなくなります。
施設長曰く「人は地に足を付けて生活しないと」その意味も良く分かります。
人の生活に根ざした施設です。
職員の方も皆さん優しい方ばかりでした。
^_^