出る杭はシンプル | Still Love You Guys

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Bless BTS and Jimin




千鳥のノブ「ビリヤードと飲み物と演技のクセがすごい!」



ノブ「1人だけ路線がちがうんよ!」

凡庸性高すぎる男ノブさん、K-POP界でも大活躍です。

あ、こちらはまとも…いや可愛すぎて!!
こういうショタジミンちゃん定期的に補給しないと死んじゃう病なので!!
これであと5年は生きられるありがとう…



ジミンちゃんの絶対的ナンバー、173崩落の瞬間。

ジミンちゃん「身長伸びたWow!!😂」
アミ「行かないで173〜〜〜!!泣」

わざわざTwitterに投稿するところが子供みたいで可愛いぜジミンちゃん…

クソワロタ。
tiny jimin様なのがさらに笑える。



リア充どもめ。髪型まで揃えちゃって…
てか匂い嗅いでるやん変態かよ(嗅ぎたくなる気持ち173%わかりみ)

前の更新からどれくらい経ちましたっけ?
実は日本中で空前のブームを巻き起こしている鬼滅の刃のアニメをようやく最近観始めたんです。

わたくしアニメは普段ほとんど観ないので、どれだけ流行っていると言われてもなかなか観る気にはなれませんでした。
最後にちゃんと観たのはおそ松さんの1期くらいでしょうか(2期は放置)。

映画好きとしてアニメ映画も要所要所は抑えていますが、ディズニーのような海外産のものが多かったりします。

しかもアニメより漫画の方に興味が湧きがちです。
でも、よりによって少年漫画は読む気力がなくて敬遠してしまいがちなんです。
少年漫画の中でも特にバトル漫画は巻数も多く、キャラもわらわら増えていくのでついていけなくなるんですよね。

ONE PIECEは90巻くらい(覚えてない)まで頑張って集めていましたが、半年ほど前にとうとう挫折しました。

進撃の巨人がめちゃくちゃ流行っていた時は結局観ずに終わった私ですが、良い時代になりましたよね。
Amazon PrimeとNetflixのおかげでリアルタイムで追ったり録画したりしなくても人気のアニメが観れる!
というわけでアニメへのハードルが低くなったというのもあり、今回鬼滅の刃に挑戦してみることにしました!

結論から言うと面白いです。絵が可愛いですし、ストーリーもテーマもわかりやすく、さくさく進みたくて王道が好きな私に優しい作品です。
舞台が日本だというのも入りやすくていいですね。大正時代ですけど。

家族をほぼ皆殺しにされ、唯一生き残った妹が鬼になってしまうというところまでは前から知っていたので、もっと終始暗い作品かと思ってたんですけど割とギャグ多めです。
主人公と愉快な仲間たち状態になってからはよりコミカルな作風になりました。
作画がすごく良いのでキャラが活き活きして見えますし、アクションもカッコいいです。

とにかく大人気で社会現象になっているこの鬼滅の刃ですが、なんでこんなに流行ってるの?というのは誰もが気になるところだと思います。

社会現象になるほどの飛び抜けた人気を誇る作品が出て来ると、専門家やコメンテーターがこぞってああだこうだと人気の理由について自論を述べ始めますが、私も一丁前に分析してみたい!ということでまとめてみました。
これはK-POPの覇権を獲ったBTSにも当て嵌まる話だと思います。

まず、ブームに火が付く仕組みについて。
一定の人数が「これいいよ!」と話題にし始めるとどんどん口コミが広がっていきます。
そうして一定の人気が出れば、人気がさらに人気を呼んでいきます。
人気が出てくると売り上げとして数字に表れます。需要が増えると、利益が出るということで同じく供給も増えてきます。
供給が増えるとより多くの人がその作品を目にすることになり、間口が広まります。
もともとファンである人たちも供給があると喜び、離れにくくなります。

ジャンルや中身はともかく、人気や流行だと言われるものに人は食いつく習性があります。
とりあえず流行りには乗りたい!と考える人たちがけっこういます。
流行は重要なコミュニケーションツールです。
好きの度合いはともかく、話題に事欠かないようにチェックしておこうと考えるわけです。

積極的に流行りのものを誰かと共有して楽しむ社交的な人ばかりじゃなくても、人気があると聞けば興味を引かれる人は少なからずいます。
今は私のようにNetflixやAmazon Primeを利用している人は多いですし、ランキング上位に入っていればそれだけで観てくれる人が一定数いるわけです。
ただの暇つぶしでも、無名の作品よりは聞いたことがある、流行っていると聞く作品を選ぶ人が多いと思います。
別に興味はないけど、そんなに流行ってるならどんだけ面白いか見極めてやろうじゃねえのという理由で試し見するちょっとひねくれた人もいます。
友達みんな見ててハブられるから興味がなくても仕方なく見る人もいるでしょう。今問題になってる新手のハラスメント?ですね。作品に罪はないのにね。

流行のものにはコアなファンと、その周りに莫大な「乗っかり」及び「通りすがり」視聴者/読者がいるのです。
そして乗っかりさん、通りすがりさんたちをどれだけコアなファンに取り込めるかが長く愛される秘訣となります。
興味本位で食いついたものがあまりに代替可能だったり(ベタすぎるなど)、奥行きのないもの(ワンパターン、内容が薄い)などであればすぐに飽きられ、たちまちブームは終焉します。
一発屋芸人がこの道を辿ることが多いのは他に芸がないからです。
本当に上質なものならば全盛期を過ぎたとしても太く長く愛されていくでしょう。

ブームの仕組みについて語りましたが、そもそも「一定の人気が出て、そこから社会現象になる」作品はほんの一握りです。
鬼滅の刃はどうしてその領域に入れたのでしょうか。

個人的には、バリバリの王道さが逆に良かったんじゃないかと思いますね。
鬼滅の刃は個性豊かで哀しい過去を背負った少年少女が悪に立ち向かう王道のバトル漫画であり、主人公の目的も鬼になってしまった妹を人間に戻すために鍛錬し強くなるという至ってシンプルなものです。
こういう正義VS悪のテーマはキッズも大人も性別も関係なく楽しめる素材です。
老若男女にわかりやすい、受け入れられやすいテーマであるかどうかというのはかなり大事だと思います。
結局はシンプルに面白いからというところに行き着くのでしょう。

ただシンプルな正義VS悪のバトル漫画は全く珍しいものではなく、あまりにありふれています。
なのでシンプルなストーリー、テーマの中にどれだけ創作者のセンスを光らせられるかが一番のポイントでしょうね。
ストーリーやキャラクターは他の作品と似通ったものであっても、ストーリーの進め方やキャラクターの信念・強さ・背景の設定などでいくらでも差別化できるし、ストーリーやキャラクターにどれだけ命を吹き込めるかは創作者のセンスが試されるところだと思います。
シンプルな作品をどれだけ魅力的に見せるかというセンスは簡単に模倣できるものではないので、鬼滅の刃はそこがきっと優れていたのでしょうね。
無駄な引き延ばしをせずスパッと終わらせたところもすごいです。
王道だけど全くオリジナリティがないわけではなく、例えばヒロインは鬼にされた妹で常に竹を咥えているとか今までなかった要素ですよね。

BTSも同じく飛び抜けた人気ですが、特に斬新なことはしていません。
曲もこんなの今まで聴いたことない!というものではないですし、コンセプトも凝ってはいますが前代未聞というほどでもないですし、伝えたいことは「自分を愛そう」「ファンに愛を届けよう」などシンプルなものです。
BTSが他のグループと比べて圧倒的に実力があるわけでもなく、ビジュアルも平均で言えばNCTやSEVENTEENとかの方が良いのかもしれません。
それでもBTSが絶対的王者として君臨しているのは、「ただただ頑張っていて応援したくなるから」「ただただ曲が良いから」「ただただ仲が良くて微笑ましいから」「ただただパフォーマンスがすごいから」なんでしょうね。
曲を出すたびにヒットさせているのもシンプルにセンスがあるからですよね。BTSの人気でブーストがかかってるところもあると思いますが、8月にリリースしたDynamiteが未だにメロンで1位なのはそういうことでしょう。
Life goes onが楽しみですね。




6番がすごく気になります。
Dynamiteが音盤化するのは嬉しいな。

シンプルなものにはまず何よりわかりやすい、幅広くウケるという長所がありますが、さらに言えば「無駄がない」ということです。
シンプルさを「物足りない」ではなく「無駄がない」に昇華できるのがヒットの分かれ道なのではないかと思いました。

終わりです。
Twitterたくさんお借りしました