歴史が全てを語る | Still Love You Guys

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Bless BTS and Jimin

 

 

グクー!

待ってたぜー!

まだ全部は聴けてないけど、あのことをやっぱり自分の口から伝えたかったんだなとわかって胸が熱くなりました。

 

 

シュガひょんの優しさも伝わってきますね。

グクのためを思ってるからこそ厳しく言った人がほとんどだってことわかってほしいし、あまり自分を責めてほしくないです。

 

 

グクの自作曲!
グクの感性ってほんとに…繊細なのにまっすぐというか。
歌詞の言葉遣いが丁寧なのもグクらしくて好き。
 
お前は良い歌詞が書けるんだから俺を頼るな自信持てってアドバイスしたシュガひょんにも萌えました。
 
あと公開されたプロフィール、まだ熟読(訳頼み)できていませんが毎度期待を裏切らないですね。
ジミンちゃんの似顔絵だけ貼っておこうかな。
なぜ横顔なんだろう…でも、この表情よくしている気がする。
 
 
 
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似顔絵完全体はこちら。ジミンちゃん上の空かww

グクはよく特徴捉えてるし、モニたんめっちゃかっこいい。

 

 

さて今起きているアメリカのデモについて、BTSが差別と暴力への反対と約1億円もの寄付を表明しました。
それに関連する話です。
 
私、学生の頃は歴史を学ぶことの大切さがわかりませんでした。
過去のことを覚えたところで何の意味があるのかと思ってた浅はかな時代がありました。
 
残念ながら日本の教育システムでは歴史がただの暗記科目になってしまっていて、暗記するだけじゃ歴史を学ぶ意味はたしかにないかもしれないです。
本来はコミュニケーションを取れることが一番大事なのに、読み書きを重視してひたすら単語と文法を学習している英語と同じです。
 
仕事や人間関係、恋愛何でもそうですが、たくさん間違えれば嫌でも学習して次は良い方向に持って行けることがありますよね。
歴史も同じです。歴史は人類にとっての教訓です。前に進むためには、逆に過去を振り返って同じ間違いを繰り返さないよう心がけてなくてはいけません。
歴史でいうその間違いとは、例えば戦争や差別のことです。
 
今起きているアメリカのデモの発端となった1人の黒人男性の死、痛ましく看過できないのは事実だとしても、なぜここまでデモを激化させたのでしょうか。
その答えは歴史にあります。
 
知らない人はいないと思いますが、黒人はかつて奴隷でした。
奴隷から解放されても、長い間同じものを共用できない、同じトイレすら使えないとか不当な扱いが続きました。
そして怖いのは、それが当然だと思われていた時代があったということです。
 
今は誰でも奴隷制度なんてまともじゃないことがわかるし、トイレをわざわざ分けることのバカバカしさもわかりますよね。
今では考えられないと思えるのも、そういう歴史が実際にあったからこそなのです。
こういう歴史に興味があれば、映画を観るのが手っ取り早いと思います。私はご存知の通り映画鑑賞が趣味なので、ジャンル問わず様々な映画を観てきましたが、黒人差別を扱った作品の多さには驚かされます。
ほんの一部を簡単にご紹介しますね。ネタバレにご注意ください。
 
・デトロイト
暴動が激化するデトロイトで、黒人のイキった若者がおもちゃの銃で警察官をからかい、本気にした警察官たちが押し寄せ、その場にいた黒人たち全員を非道な暴力や脅しで尋問する話。
白人警官による尋問はエスカレートし、ついに無実の黒人青年を射殺してしまい、その口封じのためにもう1人の無実の黒人青年も殺してしまう。
これだけ悪どいことをしながらも警官たちは無罪になった。
イカれた白人警官を演じた俳優さんが撮影中に泣いてしまうほど理不尽で胸糞の悪い話。
 
・グリーンブック
黒人天才ピアニストが差別の色濃い南部を用心棒とツアーで廻るお話。
同じホテル、同じレストラン、同じトイレ、同じ試着室さえ使用できず、バーで飲んでいるだけで白人たちに絡まれボコボコにされてしまう。
夜に道路を車で走っていただけで黒人は外出禁止と言われ捕まるようなそんな時代を描いている。
悲しい差別を描いてはいるものの、明るく後味の良い映画です。
 
・アメリカン・ヒストリーX
父親が黒人に殺されたことをきっかけに深い憎しみを抱え、差別主義の一味でカリスマぶりを発揮し、レイシストたちを煽動していたデレクはある日、車を盗みにやってきた黒人を無惨に殺害して刑務所に入る。しかし刑務所では彼の信念がまるっきり覆され、いかに自分が井の中の蛙だったかを知って改心する。しかし、憎しみの連鎖は止まるわけもなく…というお話。
バイオレンスだけど個人的にとても好きな映画です。あらすじだけじゃ良さが語りきれない。
 
こういう悪い歴史が残した禍根は今でも、差別や貧困などに形を変えて生きています。
また海外ドラマの話になりますが、今のアメリカを語るようなエピソードがありました。
 
黒人の男子学生ケーレブが悪い黒人ギャング集団的な奴らと関わり、学校でドラッグを売っていたけどもう足を洗いたいと主人公の兄アメナディエル(彼も黒人)に協力してもらうことに。
ケーレブが黒人ギャングと絡むようになったのは、学校で金持ちの白人とはそりが合わないことも関係していました。
アメナディエルはドラマの設定では最強の天使なので簡単にギャング集団からケーレブを抜けさせることに成功しますが、ケーレブは殺人の疑いで警察官(白人)たちに強引に路上で取り押さえられます。
一緒にいたアメナディエルはケーレブに乱暴しないよう冷静に警察官を諭しますが、警察官はアメナディエルにまで銃を向け怒鳴りつけます。アメナディエルの刑事の友達ダニエルが割って入ってくれたおかげで事なきを得ますが、アメナディエルは理由なく攻撃的な態度を取られたことに納得がいきません。ダニエルは白人警官の職権乱用を申し立てるとアメナディエルに言いますが、そんなことをしても何も変わらないことは明らかでした。
ケーレブはドラッグを売っていた経歴があることでいかにも怪しいし、自分の人生は終わったと嘆きます。アメナディエルと刑事たちの捜査で、実はケーレブは嵌められており、殺人は進学トラブルで起きた白人の犯行だったとわかります。
ケーレブは無罪放免になりますが、結局ギャングに殺されてしまいます。もうすぐ父親になる予定のアメナディエルは、こんな恐ろしい世界では息子を育てられないと絶望します。
 
ここまでドラマ的ではなくても、アメリカでは日常的に起きていることなんでしょうね。
こういうアメリカの現状がデモに繋がったといえます。
 
コロナウイルスの脅威の中で密集してデモを行うリスクは計り知れません。
わざわざ感染のリスクを冒してまでフロイド氏を引き金に大勢の人たちがデモに駆り立てられるのはなぜでしょうか。
コロナウイルスで亡くなっている人の多数を占めているのは貧困層の多いアフリカ系アメリカ人(つまり黒人)だそうです。
黒人は接客業など密を避けられない仕事をしている人が多く、しかもアメリカに国民健康保険はないので貧困層は保険に入れず、満足な医療を受けられません。今は失業率も高さも問題になっています。
一方白人はテレワークを導入できる仕事に就いている人が多く、もちろん保険の加入率も高いので比較すると死者は少なくなっています。
 
ただでさえコロナ禍で辛い思いをしているのに、白人警官の不当すぎる行為によって黒人が亡くなるなんてひどい話ですよね。
俺たちの命なんてどうでもいいのか!ふざけるな!と怒るのも仕方ないかと。デモを正当化するわけではないですが、理由はわかります。ですが、無駄に何かを傷つけていい理由にはなりません。
一番悔しい思いをしているはずの彼がこんな話をしなければならないのは悲しいことです。
 

 

暴徒化する人たちは結局フロイド氏のためではなく、自分のためにやっているということですね。

 

個人的に警官のやったことはもはや人種差別以前の問題じゃないかと思いますが、いろいろ考えさせられます。
白人警官がフロイド氏の首を執拗に押さえつけて死に至らしめたのは彼が黒人だからだったのか。
元から問題行動が多かったらしいこの白人警官が今までのうのうと警察官の権力を行使してこれたのも彼が白人だからだったのか。
 
真実はともかく、政府への批判やコロナ禍のストレス、歴史が培った格差社会や差別への不満諸々が溜まる中、フロイド氏の死が起爆剤になったのは紛れもない事実のようです。
アメリカの社会がいかに危ういバランスで成り立っていたかがよくわかりますね。
 
歴史は前に進むために知る必要がありますが、時に残酷なほど大きい禍根を残すことがあります。前に進むための過去に逆に囚われてしまうとはとても皮肉な話です。
しかし先代が間違いを犯した歴史に苦しめられている人が今でも限りなくいるという意味でもまた、歴史を知る理由はあるということでしょうね。
 
日本は島国で移民も受け入れていませんが、同じことが言えます。韓国や中国に対する偏見と差別があります。逆もまた然りですが。
アメリカは例えるなら日本人と韓国人が深い禍根を抱えながら同じ国に共生しているようなもので、しかも肌の色でわかりやすいためにより差別意識が浮き彫りになっているから深刻だという感じですかね。
しかし共生していなくても肌の色が同じでも、差別があるのは同じです。
 
ただ純粋にK-POPアイドルを好きになるだけで未だに反日という言葉に付き纏われるのはなぜか。
日本と韓国の歴史に答えがあります。
 
よく知られているのは韓国が植民地化されたことに対する償いを要求し続け、日本はもう十分に償っただろいつまで言ってんだと対抗してる構図ですね。
それが日韓の確執としていつまでも燻り続け嫌韓と反日を生み出しているみたいですが、正直なところとても不毛な争いだと思います。
韓国の政治家が反日を掲げ出すのはだいたい自国の問題から国民の目を逸らせたい時で、今でいうとトランプ氏が自国のコロナウイルス感染爆発の中、一生懸命中国やWHOを批判していることに通じるものがあります。
一部の政治の暴走で、反日感情は韓国人全員の総意みたいに煽ろうとする嫌韓の日本人もまた、極めて不毛なことをしてると言えるでしょう。
 
なので私たちが心配すべきは推しへの影響だけで、推しはもしかしてもしかすると反日なのか?とか考えるだけ時間の無駄だと私は思っています。
今の日韓の若者はお互いに差別意識を持たない人がほとんどだし、これからもそうであってほしいです。
先人が作った確執のせいで推しが巻き込まれるようなことがあったら堪ったものじゃないですが、正しく守ろうとすることが大事ですね。
推しを守りたいからって乱暴な言葉で批判に反論したり、推しを盲目的に正当化するのでは解決にならないとかつての某騒動でわかりました。
何があっても推しを信じられる限りは変わらぬ愛を叫ぶのが一番いいと思います。
 
日本で一部が暴徒化するようなデモが起きるのはあまり考えられないですし、コロナウイルスも他国に比べれば犠牲は少ないです。
多民族国家じゃないからこその協調意識の高さ、治安の良さなどがあります。
多様性というのは素晴らしいものですが、絶対にどこかで対立を生みますからね。
日本にも私のような在日韓国人(元)がいますけど、2世以降なら目立った違いはない分、今問題のアメリカに比べれば表立った問題にはなりませんし。
私はまた生まれ変われるなら日本がいいと思ってるくらい日本の文化や食、衛生観が好きですが、だからといって他の国で起きている深刻な問題から目を逸らす理由にはならないと思ってこの記事を書きました。
 
Twitter・画像たくさんお借りしました