たくさんのアメンバー申請、そして申請にあたりメッセージやコメントをくださった皆さまありがとうございます。
アメンバー限定記事を公開することは少ないと思うので皆さまにあまりメリットはないかもしれませんが、私は嬉しかったです笑
ずっと書きたいと思っていた世代についての記事がようやく完成しました。次こそ上げようと思いつつ何度挫折したことか。
日本では活躍している若手芸人を括った呼称として第七世代という呼び方が使われています。
それと関係があるのかは謎ですが、K-POPでもいつの間にか第◯世代という言葉が使われるように。
現在の新人グループたちは第四世代で、今まで第一から第三世代が存在してきたことになります。ちなみに、我らがBTSは第三世代にあたります。
というわけで第一から第四世代を私なりにまとめてみたのですが、どこからどこまでが1つの世代の区切りなのかをはっきりと線引きするのはとても難しいです。人によって意見が違うと思います。デビューの時期自体は第三世代に該当するけど、売れて活躍したのは第四世代なんてこともあるわけなので。私はとりあえずデビューの年で線引きすることにしました。
微妙なラインは2.5とか3.5みたいな言い方をすることもあるようですが、じゃあどこまでが2.5なのかを考え出すとまた面倒なのでやめました。
各世代の代表的なグループたちと、彼らがデビューの年とデビューした事務所を書いています。途中で移籍したグループもありますが、そこまでは記載していません。
☆第一世代(90年代~2002年頃)
代表ボーイズグループ
ソテジワアイドゥル(92年 イェダン音響)
H.O.T(96年 SM)
Sechs Kies(97年 DSP)
神話(98年 SM)
1TYM(98年 YG)
god(99年 SidiusHQ)
ソテジワアイドゥルはYGの元代表ヤン・ヒョンソク氏がいたグループです。K-POPにHIPHOP要素を取り入れた元祖であり、伝説的なグループだったそうです。グループ名の直訳は「ソ・テジと仲間たち」で、ソ・テジはリーダーの名前です。
よくグループの中で事務所に特別推されている子がいるとちょっとした皮肉を込めて「◯◯とその仲間たち」という表現をしたりしますが、まさか本当にその名前でデビューしたグループがいるとはね笑
ソ・テジ氏といえば、2017年の25周年記念コンサートにBTSが出演しました。ナ◯スを彷彿とさせる演出で荒れたりしましたが、基本的には先輩へのリスペクトを込めた素晴らしいステージを披露してくれました。
ウィキ先生によるとgodはのちにJYP、Sechs KiesはのちにYGのグループとなっています。この頃から大手の事務所は強かったんですね。
BTSのソテジワアイドゥルカバー
※MVにBTSの出演なし
↓原曲
代表ガールズグループ
S.E.S.(97年 SM)
Fin.K.L(98年 DSP)
Jewelry(01年 スター帝国)
Sugar(01年 Star World)
S.E.S.の曲は遠い後輩であるaespaが最近カバーを出し、音源成績も好調です。今風にアレンジされているのでしょうが、aespaバージョンは全然古臭さを感じませんでした。清涼感のある曲なのにMVの衣装とかもカッコよかったです。
原曲のMVもこの記事を書くにあたって初めて観たんですが、すごくSPEEDみがありました笑 案の定日本デビューした時も「韓国のSPEED」と紹介されていたらしいです。
高音ラップパートがあるんですが、aespaバージョンはしっくり来たのに原曲の方はめちゃくちゃ浮いて聴こえる違和感があって、さすがに時代を感じましたね。
原曲↓
第一世代については正直ほぼ名前しか聞いたことないですし、どんな曲が流行っていたかもあまり詳しくありません。
よくK-POPアイドルは完成されていると言われますが、第一世代に関しては歌もダンスもまだ素人っぽさを感じるグループが多かったのかなという印象です。
ここに挙げたのはグループのみですが、BoAも第一世代です。最近Girls on topで35歳にして再デビューを果たしましたが、改めて彼女の歌声は唯一無二だなと思いました。
この世代のK-POPは国内では圧倒的知名度だったかもしれませんが、BoA以外は海外での知名度は高くないと思います。BoAも日本以外では成功していませんしね。
☆第二世代(2003年以降~2010年頃)
代表ボーイズグループ
東方神起(03年 SM)
Super Junior(05年 SM)
SS501(05年 DSP)
BIGBANG(06年 YG)
FTISLAND(07年 FNC)
SHINee(08年 SM)
2PM・2AM(08年 JYP)
BEAST(09年 CUBE)
TEEN TOP(10年 TOP)
INFINITE(10年 Woollim)
CNBLUE(10年 FNC)
第二世代からは恐らく皆さんもファンではなかったけど名前だけは知ってるというグループが多くなってきます。
この世代のナムジャグループは男らしさや非凡さをウリにしていた節があり、いわゆる肉食系アイドルが大人気でした。コンセプトは「お前が俺を狂わせる…!」あるいは「狂ったように騒げー!」などの重いもしくは派手なものが多かったです。
重厚でワイルドなコンセプトが全盛の時代でしたが、SHINeeは「国民の弟」と揶揄されるようなマイルドさがありました。しかしそのSHINeeですらLuciferのようなハードな曲も出していて、しかもそれが人気曲でした。
とりあえずこの世代のアイドルは全体的に険しい表情で歌うものが多く、MVなどを見ても自然な笑顔があまり見られなかった印象です。
ビジュアルも癖が強く、男でも濃いアイラインを入れたり、髪型も前髪をあげてガチッと固めるか、重たい前髪を垂らすようなヘアスタイルが多かったです。衣装も光沢のあるジャケットで胸元や二の腕を露出させていたりするワイルド系でした。
代表ガールズグループ
Brown Eyed Girls(06年 NEGAネットワーク)
少女時代(07年 SM)
KARA(07年 DSP)
Wonder Girls(07年 JYP)
Secret(09年 TS)
f(x)(09年 SM)
T-Ara(09年 コアコンテンツメディア)
4Minute(09年 CUBE)
2NE1(09年 YG)
Girl's Day(10年 DreamT)
miss A(10年 JYP)
SISTAR(10年 STARSHIP)
第二世代のガールズグループは層が厚いですよね。大手の事務所以外にも地位を確立したグループもけっこういますし、今聴いても中毒性ある曲がたくさんあります。
この時代は可愛らしい女の子というよりも大人のお姉さん像が求められていたと思います。メイクは今の感覚だとケバいと感じるほど濃く、衣装もセクシーでタイトでした。今でいうMAMAMOOみたいなグループが多かったんではないですかね。
中には振付や衣装を過激に攻めて話題性を作ろうとするグループもいましたが、下品なものではなく気高く健康的なセクシーさを持つグループが売れていましたし私も好きでした。
私のK-POP人生は第二世代に活躍したグループに出会ったことで始まりました。
東方神起と少女時代が断然好きだった私ですが、他のグループも「あーいたよね、曲好きだったなー」とニヤニヤできるラインナップになっています。
東方神起、BIGBANG、少女時代、KARAは日本で韓流ブームを起こしたグループたちで、K-POPグループの日本進出が本格的に成功したのはこの世代からだと思われます。毎日K-POPグループが何かしらのテレビに出演していたイメージです。その中でもやはり上記4組は別格でしたね。
もともとテレビ局のゴリ押し感が強かった韓流ブームですが、韓国大統領の反日発言によってあっさりと終焉を迎えました。
☆第三世代(2011年~2017年頃)
代表ボーイズグループ
B1A4(11年 WM)
Block B(11年 Brand New Stardom)
EXO(12年 SM)
BTOB(12年 CUBE)
NU'EST(12年 Pledis)
VIXX(12年 Jellyfish)
防弾少年団/BTS(13年 Big Hit 現HYBE)
GOT7(14年 JYP)
WINNER(14年 YG)
iKON(15年 YG)
Monsta X(15年 STARSHIP)
SEVENTEEN(15年 Pledis)
NCT(16年 SM)
Wanna One(17年 YMC)
THE BOYZ(17年 Creker)
B1A4やBlock Bは微妙なところで、第二世代にあたるような気もするんですよね。この2組にあまり詳しくないので正解がわからないです…
第三世代の初期は第二世代の名残でやんちゃでつよつよなコンセプトのグループが多かったです。BTSのデビュー曲の雰囲気、皆さんご存知ですよね笑
しかし第三世代のトップEXOとBTSが徐々に大衆寄りになっていき、爽やかで明るいSEVENTEENの台頭してきたことで、だんだんと等身大の親しみを持てる男の子たちが第三世代のカラーになっていきました。さらに追い風となったのがWanna Oneの大ブレイクでしょう。これらの背景からポップでスタイリッシュなお洒落曲が主流になっていったと思われます。
この変化によって、パフォーマンスをしている時でもアイドルたちの背伸びしていない自然体な姿を見られるようになりました。
The BoyzはWanna Oneと同期ですが、活躍し始めたのは第四世代なので第四世代に入れてもいい気がします。
代表ガールズグループ
Apink(11年 CUBE)
AOA(12年 FNC)
EXID(12年 バナナカルチャー)
MAMAMOO(14年 RBW)
Red Velvet(14年 SM)
GFRIEND(15年 SOURCE MUSIC)
OH MY GIRL(15年 WM)
TWICE(15年 JYP)
I.O.I(16年 YMC)
BLACKPINK(16年 YG)
MOMOLAND(16年 MLD)
Rollin'でブームを起こしたBrave GirlsはなんとApinkと同期です。デビューはBTSより先輩なのに芽が出たのは2020年…K-POPの世界ではとんでもなく遅咲きですね。彼女たちは第四世代と言っていいと思います。
第二世代のセクシー路線メインの流れを変えたのはApinkで、彼女たちの人気によって清純で可愛らしい路線が流行り始めました。
AOAやEXIDなどまだまだセクシー系のグループも強かったですが、GFRIENDやTWICEが爆発的人気を得たことでより清く可愛く明るいコンセプトが主流になります。
ちなみにApinkもTWICEも初期こそ可愛い系で売っていましたが、新人でなくなっていくにつれセクシー系にシフトします。第二世代と比べると格段にナチュラルなセクシーさになりましたが、やはりこの路線は根強いんですね。
第三世代は日本に再び韓流ブームをもたらし、今なお高い支持を受けているグループが揃っています。
日本だけではなく、BTSやBLACKPINKの功績によってK-POPの人気は欧米にまで浸透しました。どこの大陸にもK-POPファンがいるという状態にした彼らはずっとレジェンドとして語り継がれることでしょう。これからのグループは第三世代が切り開いてくれた道を辿って世界を視野に活動していくのでしょうね。
珠玉ばかりの第三世代ですが、間もなく7年目を迎える、または既に迎えたグループも多いです。男子だと兵役を迎える、または既に就いているメンバーが少なくありません。これからどんどんグループ活動が減っていく可能性は残念ながらあります。
☆第四世代(2018年~現在)
代表ボーイズグループ
Stray Kids(18年 JYP)
ATEEZ(18年 KQ)
ONEUS(19年 RBW)
TXT(19年 HYBE)
TREASURE(20年 YG)
ENHYPEN(20年 HYBE)
第三世代後期に爽やかなコンセプトが流行りましたが、第四世代は爽やかなビジュアルの少年たちがやんちゃでSWAGな曲やってるのが流行っているような感じがしなくもないです。
しかし前述の通りビジュアルは中性的で若々しいので、第二世代のような肉食系という感じはないですね。
代表ガールズグループ
(G)-IDLE(18年 CUBE)
IZ*ONE(18年 OFF THE RECORD)
ITZY(19年 JYP)
EVERGLOW(19年 YUE HUA)
Weeekly(20年 IST)
STAYC(20年 High up)
aespa(20年 SM)
IVE(21年 STARSHIP)
Kep1er(22年 WAKEONE/SWING)
アイドゥルが第四世代なのはちょっと違和感ありますね。早咲きでしたし、雰囲気も最初から完成されてるのでそう思うのでしょうか。ソヨンちゃんはなんとオーディションの審査員をしているそうでびっくりです。まだバリバリの現役アイドルのはずだが?とりあえず、近いうちにカムバしてほしいです。
第四世代はBLACKPINKの影響か、ガールクラッシュコンセプトが流行っているのかなという印象です。ガーリーなコンセプトよりもカッコよく堂々とした雰囲気で勝負するグループが多いような気がします。
女性はもはや庇護される対象ではなく、自分の力で人生を切り開くものという現代の価値観の現れでもあるのではないかと思います。
今はちょうど第三世代から第四世代に移り変わっていってるところだと思います。
第三世代の最初の方にデビューした組は既にグループ活動が実質終了しているグループもあります。
韓国のアイドルグループは一般的に7年契約なこともあり、5年目あたりから個人活動にシフトしていく方針を取ることが多かったです。ナムジャですと入隊後はもうほとんどグループ活動をしないグループもありました。
今は昔よりもメンバー全員の契約更新に成功するグループ(特にボーイズ)が増え、偉業を成し遂げさくっと解散というよりも、長く愛されるグループになることに価値があるという風潮になってきているように思います。
しかし長寿グループが増えているとはいえ、第四世代で既に頭角を現しているグループ(特にガールズ)はいるのでやはり少しずつ世代交代は進んでいくのかなといったところですね。