これまで、皆様に余計なご心配をおかけしないよう、現地で起きていることの詳細については公表を控えてまいりました。
しかし、もう伏せておける状況ではないと判断しました。
現在、愛の肉球会の多頭飼育現場となっている山口県熊毛郡平生町の施設では、犬猫の
保護活動とはまったく関係のない、非常に危険な行為が起きています。
施設の中を撮影しようと、カメラを持って覗き込む人。
車で通りすがりに、敷地へゴミを投げつけていく人。
突然玄関先まで押しかけ、
「旦那を出せ!」
と怒鳴りつける人。
そして本日、とうとう現場で犬猫のお世話をしてくださっているボランティアの方が、突然訪れた男性から、
「こんなことしやがった旦那を出してこい!」
と怒鳴られる事態が発生しました。
ボランティアさんからは、
「怖くて、もうお世話に行くことが難しい」
と連絡が入っています。
これは、もう「抗議」ではありません。
善意で動物たちを救うために現場へ入ってくださっている、何の関係もない第三者に恐怖を与え、保護活動そのものを妨害する行為です。
はっきり申し上げます。
現在、この施設に愛の肉球会の代表も、皆様が怒りを向けているご主人もおりません。
ご主人は病気療養中で、現在この施設にはいません。
今そこにいるのは、残された犬猫の命をつなぐため、毎日世話を続けている奥様と、無償で力を貸してくださっているボランティアの方々です。
つまり、今施設へ押しかけ、怒鳴り、物を投げ、待ち伏せし、撮影しようとしても、
皆様が責任を問いたい相手には届きません。
恐怖にさらされるのは、犬猫を助けようとしている人たちです。
そして、その結果として最も大きな被害を受けるのは、
まだ施設に残されている犬や猫たちです。
現在、諸事情から警察にも状況を把握していただき、パトロールを強化していただいています。
今後、施設への不審な立入り、待ち伏せ、威圧、怒号、投げ込み等が確認された場合には、単なる「抗議」として済ませるのではなく、安全確保を最優先に警察へ相談・通報することになります。
動物たちをこのような状況に追い込んだことに対して、怒りを感じるお気持ちは理解しています。
私自身、怒りがないわけではありません。
しかし、
怒りと、嫌がらせは別物です。
動物を救いたいという気持ちから始まったはずの行動が、結果として動物を危険にさらしてしまったら、本末転倒です。
また、ご心配されている方も多いため明確にしておきます。
会の代表および監事に、現在施設にいる犬猫を渡してはいません。
行政と警察からの指導、また、動物飼育不可の住宅に居住していることや、
施設の動物のネグレクトについて行政から指導等が行われている状況も踏まえ、
こちらとしても慎重に対応しています。
今、奥様である理事は、批判も非難も受けながら、それでも施設に残された犬猫の世話を続けています。
ここで彼女やボランティアさんたちが恐怖で現場に入れなくなったら、
困るのは人間ではありません。
ご飯を待っている犬たちです。
水を待っている犬たちです。
排泄物を片付けてもらうのを待っている犬たちです。
そして、人間の都合で振り回され続けてきた猫たちです。
だから、強くお願いします。
施設へ押しかけないでください。
待ち伏せをしないでください。
怒鳴らないでください。
物を投げないでください。
敷地や建物を覗き込んだり、無断で撮影しようとしないでください。
正義感があるのなら、その力をどうか犬猫を守る方向へ使ってください。
これ以上、現場で動物を守っている人たちまで恐怖にさらすことは、絶対にやめてください。
そして最後に、もう一度だけ申し上げます。
現地ではすでに警察にも状況を共有しています。
今後も犬猫とボランティアの安全を脅かす行為が続く場合には、必要な記録を残したうえで、警察への相談・通報を含め、然るべき対応を取ります。
どうか、この一線だけは越えないでください。
私たちが今やるべきことは、
誰かを追い詰めることではなく、残された命を一頭でも多く無事に救い出すことです。