さて、西郷隆盛の征韓論についてである。西郷は「私が使節として朝鮮に行けば必ずその地で殺される。そうすればそれが開戦理由になって好都合だ。(だから私を使節として朝鮮へ行かせてくれ)」という意味のことを言ったとされる。それはいいのだが、まず考えなければいけないのは、「西郷が殺される」というのは使節として行った場合の最悪のケースだということである。最悪のケースなんだから誰もそうなることを望んでないのである。西郷本人はそれを望んでたかのように伝えられてはいるが、では征韓論に賛成した留守政府の西郷以外の面々、例えば板垣や副島は西郷の死を望んでいたかと言えばそうではあるまい。板垣や副島だって西郷の死など望んでない。では板垣や副島が西郷が「必ず死ぬ」という西郷遣韓に賛成したのは何故か?それは板垣にしても副島にしても西郷のいわゆる「必ず死ぬ」発言をそのまま字義通りには受け止めてはいなかったからではないだろうか?確かに西郷がかの地で殺される可能性はゼロではないものの100%でもない。おそらく西郷遣韓に賛成した政府高官達は西郷の死を信じてないからこそ賛成したのではないだろうか?


征韓論については私(筆者)には疑問点いくつも持っていて今後それらをブログに書いていけたらと思っている。