久々にカナダのこと以外を書こうかと思います。
私が信者のように尊敬している人がいます。
それはフランス人のミニマリスト
ドミニック・ローホーさん
です。
彼女はミニマリストと呼ばれる、最低限しかモノを持たずに暮らす人で
何冊も本を出しております。
彼女の本だけはいつも発売されると買うのですが、
私のモノを買う姿勢は彼女のおかげでだいぶ変わりました。
昔はモノを買ったり集めたりするのが大好きで、
しかも尚且つ捨てるなんてもったいないと思っていた人でした。
ただ数年前から彼女の本を読みだし、
モノを多く持てば持つほど、考える時間やストレスを要し、
本来ならば抱え込まないストレスや時間のロスがあるということがわかりました。
モノを多く持つことで、もちろん部屋が散らかることも増えます。
ああ、片付けなきゃ。と、ストレスを抱え
もうあの棚には入らない!と、新しい収納箱を買い、
そこにまだスペースがあるとすれば、まだ入ると安心してしまい、また部屋を埋め尽くし、、、
たっくさんの洋服を持っているのに、朝何を着ればいいのか分からない。
持っている洋服が全て、イマイチに見えてしまい納得できない。。
タンスの奥底には値札がついたままの洋服がちらりと。
パジャマにすればいいか、と、ついつい取っておいてしまう。
こんなこと、多くの人に当てはまると思います。
部屋にスペースがあること=心に余裕が持てること
モノはぎゅうぎゅうに詰め込まれているだけでは幸せではない。
ゆとりのあるスペースで、次の出番はいつかと、ワクワクしながらタンスの中で眠ることが正解であって
狭いスペースに隠されるかのように押しつぶされていては、部屋にいる意味がない。
こんなことをドミニックローホーさんから学び、
ぎゅうぎゅうにモノを詰め込むことをまずやめました。
相当な断捨離をしました。
おそらく10袋くらい、ゴミが出たんじゃないでしょうか。笑
もちろん、大事にしていたものや綺麗なもの、人に譲って使って欲しいなというものは
フリーマーケットなどに出し、次の貰い手を見つけてもらいました。
ただし家族以外の人で。
一緒に住む家族に譲る、のはやっても意味がないそうです。
あんなに詰め込んでいた洋服タンスが、スペースのある棚に変わり
Tシャツなんかもふんわりと優しく畳んで、収納できるようになりました。
これは日本の家での出来事なんですが、もちろんカナダのお家でも、実践しています。
日本から気に入った洋服だけを持ってきていて、何も買い足していないので
本当最小限の洋服達ですが、多く持たない事に慣れると
本当に収納に関するストレスがたまりません。
今思うと、日本にいる時は、モノを多く持っていることへのストレスを
相当溜めていたんだなと思います。
(あんなに断捨離をした後にも関わらず、です)
あとは、朝に何を着よう。という迷いやストレスも全くないのです。
今のこの家で持っている服全てを把握できているので、パッと頭の中で、これ着よう!というのが決まるのです。
不思議ですけど、服を持っている時よりも、着る服がない。。なんて悩まなくなりました。
なのでカナダに来て買ったものは、食料品のみです。
あとは足りなくなったシャンプーと、日用品の洗剤とか、、そういう必需品のみ。
娯楽ものは一切買わなくなりました。
買い物は時にストレス発散になり、欲望を満たすものであり
素晴らしい経験ですが、
今の私には必要なさそうです。
できるだけ少なく、持っているものを大事に長く美しく。
引き続き続けていこうと思います。