息子の通う保育園では月に一度、保護者に向けて子供達の様子などを記したお便りが配られるのだが今回のお便りの終わりに以外のことが記載されていた。
「職員がドアを開けたところ、園児の足を挟んでしまい、怪我をさせてしまいました。今後厳重に注意し、事故防止に努めます。(中省略)」
これだけを読めば「そんなことがあったのか、怪我は大丈夫だったかな?」と、怪我をした園児を思いやるところだが、ことの詳細を知っている私は腑に落ちない。
この事故があったとき、側に知人のAさんがいて一部始終を見ていたのだ。
彼の話ではシルバー人材から派遣された清掃スタッフおじいさんがドアを開けたところ、園児の足を挟んでしまったのは確かだが、怪我と呼ぶほどのものではなかったのにも関わらず、親が大騒ぎし始めた。
とのことだった。
そしてその事故があったあと、息子を保育園に迎えに行った帰りの道端で、私はそのスタッフであるおじいさんに出くわした。
いつも元気に声をかけてくれるので息子も名前を覚えていて、「あっ、○○さん!」と声をかけたが狭い道にも関わらず聞こえないのかこちらを向くことなく通り過ぎていった。
以来、園で会ってもこちらが声をかけない限り、うつむいたまま作業をしている姿を見る。
足を挟まれてしまった園児の親に言いたい。
我が子を思う気持ちは分かる。
だが、相手を、状況をよく見て、冷静に、時に譲ったり、許したりすることで私達大人だけでなく、ひいては子供達がどれだけ気持ちよく生活できることか、考えて欲しい。
他人を思いやれる子に育ってほしいなら、親である私達が手本にならないと。