実家にて、洗濯物を干す。



息子のちっちゃいパンツから



じいさんの、でっかい白いブリーフまで



総勢7人分。下着だけでひとつのピンチハンガーが埋まる。




家族の下着を干しながら思い出した。カナダ人の元カレの母ちゃんのパンツ。






付き合っていた当時、カナダから遥々彼の両親がやってきて、数日間、彼の家に泊まったことがある。




その時私は掃除、洗濯、食事係で彼の両親のお世話をアレコレ焼いていたのだが、




ショッキングだったのが元カレの母ちゃんがはいていたパンツ。(アンダーウェアのことね)




洗濯物カゴにいらっしゃったのは




限りなく面積の狭い、真っ赤なTバック。




70手前のおばあちゃんがそんなパンツはくなんて想像もしてなかった私にとってそれは驚きだった。が、同時に感動があったのを記憶している。




ここ、島国に生まれ育った私の頭は


じいさんはブリーフ!ばあさんはお尻すっぽりパンツ!なんて固定観念でガチガチだったんだー!もっと自由でいいんだ!さっすがー!カナダ!自由じゃーん!



なんて感動したのだ。




余談だが、その時に自由な国から来た元カレの母ちゃん達に心込めて食事を作りもてなしたのだが、



食事の後、キッチンで洗い物をしている私の側にツカツカやってきて



「ヨーコ、私に日本食を出さないで。」と仁王立ちで言い放った。



私の名前はヨーコでもなければ、私を何人だと思っているのか分からないが、私がズケズケ物言う彼女に不快になったのは確かである。




どこまでも自己主張の強い自由な国と




相手の心を推し量り、協調性を重んじる国と




どっちがいいのか。



どっちもどっちか。