まず夢を見る。それを頭の中で描いてみる。

でも現実が「違うよ」と教えてくれる、

その瞬間、パッと何かをつかまえる。

ほかの誰でもない、私だけの真実を。

そうやって自分が享受した体験を、特別なものとして刈りとっては、

物語に生かしてきたのだと思います。

 

「物語ること、生きること」 上橋菜穂子 講談社 2013