たとえばホームページを作るとか、ランディングページを作るとかする場合、文章と、写真とデザインと、どれを先に頼むのが正解だと思いますか?

 

 

結論から言ってしまうと、この3つをまとめて請け負ってくれるところがあれば、それにこしたことはないです。

 

それができる人(会社)だったら、どんな目的で、どういう内容が必要なのかをヒアリングして、そのうえで最適な順番で制作を進めてくれるから。

 

それぞれバラバラに頼むよりもクオリティもコスパも高いのは間違いないけれど、まぁトータルの費用も高くなるのは仕方がない。

 

文章、写真、デザインをそれぞれ単独で発注する場合、価格帯が広く選べるのがメリットです。なんなら、自分でできるところは自分でやればいいし。

 

なんでもかんでもお金をかければいいというものでもないので、じゃあ今回はそれぞれのプロにお願いしようとなったときに、どれを優先したらいいのか。

 

私の経験で言うと、それは文章です。

 

写真を頼むのもデザインを頼むのも、説明には言葉が必要じゃないですか。なんなら自己紹介も、サービスのタイトルも文章です。文字だけではなく、口頭で説明する機会も多々あります。

 

好き嫌い、得意不得意に関わらず、自分でビジネスをやっていくなら、避けて通れないのが「言語化」なんです。

 

なのでここは思い切ってお金をかけてもいいんじゃないかなって思ってるんですけど、その際に大事なのはヒアリングに時間をかけてくれる人。

 

言語化が苦手ということは、自分の考えを口に出すのも苦手という方もけっこういると思います。私もそういう性質なんですけど。もう、質問されることが嫌なので、なんでもいいからなんかいい感じに書いちゃってください!って言いたくなる。丸投げが一番!

 

とは言え、ここを適当にやっちゃうと、そのあと全部ぶれるので。ええ、これは自分の経験談で言ってますけどね。まじで深堀り大事。いかに自分がいいかげんで、何も考えてなくて、頭が悪くて、人様からお金をいただけるようなスキルはなにもなくて、そもそも起業なんかするのが間違いなんじゃないか!?って気分になったとしても。

 

それでも自分の中から掘り出した言葉にしか価値はないし、そこをきちんと丁寧に掘り返してくれるライターさんは本当に貴重です。

 

そうやって深く掘り起こした言葉を元に写真やデザインを依頼されたら、カメラマンもデザイナーもそこに焦点を合わせられるので、結果的に全体の統一感を作り出すことができるという仕組みです。

 

これが写真やデザインが先だと、ふわふわした私の言葉をカメラマンやデザイナーがなんとなく「こんな感じ?」って受け止めて、それはそれでプロだから、単体での出来栄えには問題ないかもしれないけど、あとから文章を合わせたときに、どうしてもしっくりこないところがあったりするわけです。

 

じゃあどういうライターさんに頼めばいいのか?っていう話になると、それはまた個々の相性とかあるんで、一概には言えないですが、ひとつの目安としてヒアリングに時間をかけてくれるとか、メールやメッセの文字ベースのやりとりだとしても、なん往復かして内容を掘り下げるスタイルの人から選んだらいいと思います。

 

ヒアリング等に時間をかけなくても、丸投げでおまかせできる人というのも、もちろんめっちゃありがたいんですが、それは自分の発信が蓄積されて、スタイルやポリシーとかキャラクターが十分に浸透してからのほうが効果的なわけです。

 

いや、繰り返しになるけど、私は仕事に関することで自分の考えを口にするのが本当に苦手で(だって成り行きでフリーランスになって、成り行きでカメラマンになっただけだもん)、とにかく言語化から逃げ回ってきたわけだけど、やっぱ続けていこうとなったら、どっかで腹をくくって向き合うしかないなーって実感してましてね。

 

ここまできたのが成り行きだったとしても、これからやっていくにあたっては、なんかやっぱちゃんと考えなきゃいけないんだろーなーみたいな感じで、まぁ、まじで面倒くさいんですけど、しょーがねーなーみたいな話です。<ふわっふわやな!!!

 

 

Without haste, but without rest.

Goethe

 

焦らずに、だが休まずに。

ゲーテ