cronostasis

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記憶の欠片


いち日が終わり
今夜 眠りに就く前に

明日もがんばろうと
素直に思えるように


書き綴る理由も
宛先があるわけでもなく

何処の誰とも知らない
あなたへ


今日という日が
特別だと感じることができるように ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝も澄んだ空が

窓の向こうに広がっている

 

 

 

気圧なのか

湿度なのか

その両方のせいなのか

 

飛行機のジェット音が

雲を揺らめかせ

ゴーっという音を響かせていった

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか

街はクリスマス色で溢れ

 

あんなに暑かった夏のことも

すっかり忘れて

すべてを冬色に塗り替えてしまった

 

季節が巡るように

人の気持ちも

静かに

けれど

確実に入れ替わってゆく

 

 

 

 

そうして

済んだ空気が

空の色を透過して

 

この時季

地球は

光きらめく惑星になる⭐