お読み頂きありがとうございます。
廣川 真由美です。
桜の花も散り、これからは緑が美しい新緑の季節ですね。
夏に向け木々たちのエネルギーが増していくこの季節、私は大好きです。
植物って、本当に色々なことを教えてくれます。
このハイビスカスは、10年前に今は旦那様の彼がプレゼントしてくれたもので、ナナちゃんといいます。
10年間、名古屋→長野→糸魚川と、私が社会人になり疲れ果てている時も、病気の治療で苦しい時も、元気な時も、ずっと共にいてくれました。
その間に、彼である主人と別れを選んだ時期もありましたが、今では夫婦として住む家に、ナナちゃんも一緒に居てくれています。
本当にありがたいです。
そんなナナちゃん、いつも夏になると元気な花を幾つも咲かせてくれるのですが、昨年は初めて小さな花1輪しか咲きませんでした。
寂しかったですが、植物だって人間と同じ。
花を咲かせずに栄養を蓄え、根を根付かせたい時期だってあります。
花こそ咲きませんでしたが、幹は元気。
成長してくると定期的に鉢は変えているので、まだ根が窮屈というわけでも無さそう。
「今年咲かなかった分、来年はきっとたくさん花を咲かせてくれる」
そう信じ、なるべく葉っぱが元気になるように整え、次の夏に向け冬の間栄養をあげ、暖かく陽の当たる場所に置いていました。
すると先日、早くも今年初めての花を咲かせてくれたのです!!
しかも蕾もたくさん!!
とても嬉しかったです。ナナちゃんありがとう!!
そんなナナちゃんを見て改めて思いました。
その時を信じて待つ勇気って、大切なことだな
と。
人間は、うまく物ごとが進まず停滞してくると、焦ったり、やけになったりしがちですよね。
でも、物ごとがうまく進まない時期にも意味がある。
その時は、
自分の新たな花を咲かせるための準備時期だよ!
というメッセージかもしれないのです。
以前より増して元気で素敵な花を咲かせるために、更に根を張り巡らせる。
栄養をたっぷり吸い上げ、幹や茎を丈夫にし元気な葉っぱにする。
一見目には見えにいですが、内側では着々と成長しています。
新たな花を咲かせる頃には、とても立派な姿となっています。
人間も同じですよね。
停滞した時に「自分はダメなんだ」と塞ぎ込んでしまったら、栄養や光を吸収すできずどんどん元気が無くなってしまいます。
自分で自分を枯らせてしまうなんて、とてももったいないことですよね。
でも、
大丈夫!今は栄養を蓄え根を張る時期。この時期を過ぎれば必ず花を咲かせられる!
そう信じ、自分自身に栄養を与え続ければ、必ず花を咲かせられる時がきます。
同じ生きる仲間、植物だってそうやって生きているのですから、人間にだってできます。
これは私自身、病気の治療や、今現在様々な経験をする中でもとても強く感じることです。
そもそも、停滞時期なんてないのではないでしょうか。
その、一見停滞していると感じる時にこそ、自分に栄養を与えるために水面下では忙しくなりますよね。
塞ぎ込んでいる場合ではないのですから。
大事なのは、その時を信じてワクワながら待つ勇気だけ。
大丈夫、ここを抜けたら必ず美しい花を咲かせることができるんだ!
あなたは、どんな花を咲かせますか?