こんにちわ。皆さんご機嫌いかがですか?コーネリアスです。今回は、我々日本人とユダヤ人の事についてちょっとお話してみようと思います。唐突ですが、読者の皆さんは、ユダヤ人と聞くとどのような思い、考えがありますか?又は浮かびますか?ユダヤ人…ユダヤ教、お金持ち、中東の国の人、ナチスドイツ、ウクライナのゼレンスキー大統領…等々色々あろうかと思います。そんな中で、今回はユダヤ人と我々の関わり、関係性について見てみたいと思います。

あまり関わりないように思えるんだけど…意外や意外!

 

 私たちの国🇯🇵は、極東東アジアの果て、対してユダヤ人の国イスラエル🇮🇱は、中東それも北アフリカエジプトのお隣。かくも遠く離れている訳だから、一見歴史的にも何の関わりも無いだろうと思ったりもしがちですが、意外や意外、よくよく調べてみたら結構関わりがあるんです。最初に日猶関係が分かるのは『日本書紀』です。ここに、応神天皇の御世に弓月君という人の記述が出て来ます。この人は自分の事を『秦の始皇帝の末裔』であると主張。また同時に弓月国の族長であり、多くの民のリーダーでもあると言いました。彼は、数名の部下と朝鮮半島の百済経由で来日。応神天皇に『自分の民たちが日本行きを希望しているにも拘らず、新羅の妨害で渡航出来ないでいます。どうか天皇お助け下さい…』と突然自分たちの窮状を語ります。これを聞いた応神天皇は、『そうか、それはお気の毒に…わかった!わしらが何とかしてあげよう。』と言って、早速精鋭部隊を組織し、これを朝鮮半島新羅へ送り込み、新羅を牽制し、弓月国の民を日本へ渡航させる事に成功しました。天皇及び日本の民に感謝した多くの弓月国の民たちは、その後現在の京都太秦を本拠地として、この国に住む事となりました。実は、この弓月君率いる一団が、いわゆる古代ユダヤ人だとされているのです。彼等はその後、『秦氏』を名乗るようになります。そして、この弓月君の直系子孫が、秦河勝という人でした。聖徳太子の相談役、補佐官を務めた人として有名です。又、後世京都平安京の造営、設計にも携わったと言われている人物でもあります。で、本人はユダヤ教徒では無く、キリスト教ネストリウス派のクリスチャンであったとも言われています。

秦河勝画像 そう言われれば、顔も何となく中東系にも見えますね…

 

 因みにですが、上記で秦の始皇帝の名が出て来ましたが、実はこの人についても嘘か誠か『ユダヤ人説』が現在浮上して来ています。理由の第一が先程の弓月君の証言。これがもし事実なら、始皇帝もユダヤ人だった可能性が出て来ます。また、理由の第二、それは古代中国の文書の始皇帝に関する記述です。顔の特徴についての記述があり、それによると、目が『碧眼』これは、緑っぽい青色。これは今でもユダヤ人に特有の目の色です。また鼻は鷲鼻で高い、とあります。これはどう考えても漢民族の顔では無いと思われます。こうした事が理由となり現在始皇帝ユダヤ人説が浮上して来ているようです。すいません、ちょっとだけ脱線しましたね。中国の事はどうでもよかった…日本人とユダヤ人の事を…

秦の始皇帝ユダヤ人説も浮上している…

 

 で、この秦河勝さんについては、次のような逸話があります…

●飛鳥時代版 カルト宗教団体撲滅事件

皇極天皇の3年(飛鳥時代)に、当時富士川近辺(静岡)で大生部多(オオウベノオオ)という、いわゆる祈祷師が主宰となり、芋虫を神と言い出し、これを拝むと言う一風変わった新興宗教を起こしました。大生部多は、『これは常世の神である。この神を祀る人は、富と長寿が得られる。』と唱え、皆に虫祭りをする事を薦めました。彼の巫女たちも『常世の神を祀ると、貧しい者は富を得、老人は若返る。』と言った為、信仰はみるみる広まって行きました。各地で芋虫を安置し、財宝を差し出しましたが、殆ど何の御利益も無し。結果的には、大生部多たちが金銭的に潤ったのみ…民に何も良い事は起きませんでした。河勝は、民衆が騙される様を見て、これを憎み、大生部多を捉え、打ち懲らしめたとの事でした。その後いわゆるこのカルト宗教の信仰は廃れて失くなりました。

 

自身が真に神を信じる人(ネストリウス派クリスチャン)であったので、すぐに見抜いたのでしょうね。これが、偶像崇拝であると言う事に。よってイカサマ宗教だと言う事に。なので、躊躇なく行動に出れたんだと思います。それに何よりも皆が被害、実害に遭っている。こんな状況が我慢ならなかったんだと思います。義を重んじる宗教人としても、天晴れな人だと思います。この時民衆は秦河勝を讃え、以下のような歌を詠んだと云います…

 

★『太秦は 神とも神と 聞こえくる  常世の神を 打ち懲ますも』

→意味:『太秦にお住まいの秦河勝様が信じる神様は、神の中の神、真の神様と評判じゃ。だってそうじゃろう、常世の(イカサマの)神様を打ち懲らしめたんじゃからな…』

 

 さて、いきなり時代は降って昭和の時代。舞台は大陸の満州。此処でまた我々日本人ととユダヤ人との大きな関係が見られます。当時、ドイツ、ポーランドで迫害を受けていた多くのユダヤ人たちを救出した話です。世間的にはユダヤ人救出というと、すぐ名前が浮かぶのがハリウッド映画にもなったドイツ人実業家オスカー・シンドラーが有名ですが、こう言っては何ですが数的にはシンドラー以上のユダヤ人を救出した、それが我々日本人の3人の同胞たちでした。杉原千畝さんがたった一人で2139人、樋口さんと安江さんそしてそれに協力した関東軍で、約2万人救っています。これは事実です。3人というのが樋口季一郎さん、安江仙弘さん、杉原千畝さんの3人です。樋口季一郎さんは当時満州のハルピン特務機関長、安江仙弘さんは、陸軍大佐、杉原千畝さんは、リトアニア公使でした。三者皆、当時のナチスドイツによる激しい迫害を受けていたユダヤ人たちを不憫に、気の毒に思い、まさに吉田松陰ではないですが、『かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂』の精神だったと思います。というのも、当時国同士では日独伊三国同盟を締結していたわけで、ドイツと我が日本は互いに同盟国同士であったからです。確かに国同士では同盟の間柄。しかしながら、ドイツがユダヤ人に対して行っている事は日本人の道徳観、倫理観からは受け入れ難いものだったと思います。特にこの三人にとっては…そして彼等は、御国から与えられた各々の階級、職務よりも、『人として、日本人として』なすべき事を優先させたのでした。私は彼等こそまさに『大和魂を持ったサムライ』だったと思います。御国からの処罰も覚悟の上です。樋口特務機関長はこの時、直属の上司であった当時の東條英機関東軍参謀長に、『東條閣下は、ヒトラーのお先棒を担いで、弱い者虐めをする事を、正しいと思われますか?』と質問。これに対し、東條参謀長は、理解を示し、樋口、安江を不問としました。その後この件は、東條参謀長からこれまた上司の関東軍司令官の植田司令官に報告され、植田司令官もこれに賛同、支持を与えたのでした。まさに関東軍全員が大きな組織ぐるみでユダヤ人救出を決めた事になります。これは大変な事です。ある意味で、日本国のドイツに対する大きな裏切り行為であった事でしょう、ナチスドイツとヒトラーにとってはね。それが証拠にナチスドイツからは再三に渡り抗議が来ていました。これに対し当時東條参謀長は何と言ったか…『我々関東軍は、当然なる人道上の配慮によって行ったものだ!』とナチスドイツの抗議を一蹴したというのです。また、杉原千畝さんもビザ発給後、『大したことをしたわけではない。当然の事をしただけです。』と語っています。因みにこの杉原千畝さんの言葉、これは新約聖書の『ルカによる福音書』からの引用のようです。彼は正教会のクリスチャンでもありましたからね。

杉原千畝リトアニア公使

 

樋口季一郎ハルピン特務機関長                

 

安江仙弘陸軍大佐

 

東條英機関東軍参謀長

 

 さて、こうした歴史を持つ我々日本人とユダヤ人なのですが、旧約聖書を見渡すと次のような一節があります。

★旧約聖書創世記第12章3節→神がアブラハムに語られる場面

『わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、あなたを呪う者を呪う。地の全ての部族は、あなたによって祝福される。』

 ここで言う『あなた』とは、アブラハムの事です。つまり、ユダヤ人の祖であるアブラハムの事。なので、解釈としては、これをイスラエル民族=ユダヤ人ともとれるわけです。なので、ユダヤ人を大切にする人(民族)は、神から祝福を受けると言う事になります。まさに我々日本人ですよね。だって私コーネリアスが調べた範囲では、我々日本人がユダヤ人を迫害若しくは痛め付けた歴史はありませんから。寧ろその逆で、応神天皇や杉原千畝さんたちは、彼等を助けています。救っています。大切にしています。これは神の目線から見たら、祝福している状態ではないでしょうか?なので、我々も神から祝福される筈なんですよ。ホントに。こんな歴史的経緯、関係性を持つ我々日本人なんですから、ウォール街やシティーのグローバリストのユダヤ人の皆さん、今後くれぐれも我々日本人を経済的に痛め付けるような真似は止めて下さいね。我々日本人も今後ともあなた方ユダヤ人と仲良くしてゆきたいので。だってそうする事がお互いの為、また、神の御心に叶う事と信じるからです…Amen!