こんにちわ!皆さんお元気ですか!体育会系のコーネリアスです!今回は、ちょっと調子に乗って松下幸之助さんの第二弾、松下幸之助語録をやってみたいと思います。いつもの事ですが、独断と偏見で勝手に決めてますので、悪しからず。

こんな経営者、今は居なくなったよな…

 

 以前私コーネリアスが、松下グループに所属していた事は、前回のblogでご紹介しましたが、そのせいか、私も幸之助さんの自己啓発本を沢山持っています。また、幸之助さんの肉声CDも持っています。講演会なんかで語られた時のものですね。現在はこれらは全て我が愚息に譲りました。彼が大学を卒業と同時にですね。彼が就職も決まり、新社会人としてスタートする時に譲りました。もっとも、彼が現在これらに目を通してくれているかは知るよしもありませんが…これらの本の中には、当然ですが幸之助さんの数限りない名言、金言が収められています。本日はその中でも、私コーネリアスに影響を与えてくれた、私が自分の人生でその言葉を読んで、『うん、確かにそうだなあ』と経験を通じて感銘した言葉を集めてみました。

 

★商売とは、感動を与えることである。

私が松下グループに入って初めてお客様に商品を売った、契約が取れた時の事です。私はそのお客様に、PCとFAXを販売したのですが、契約書を取り交わし、納品が終わった際、お客様が『色々と有難うね。今後もよろしく頼むよ。』と言って下さいました。この時はなんとも言えないほど『嬉しかった』事を覚えています。こうした経験はその後のレストラン業でも経験しました。『美味しかった!また来るよ!』なんてね。これ言われると、その日の疲れというか、色んな嫌なことなんかも吹っ飛びました。因みに、これお金じゃないですよね。そう心の問題なんです。やってる事は確かに仕事なんです、お金が絡んだね。でも、その根底にお金では無く、誰かを喜ばしたい…誰かの助けになりたい…誰かのお役に立ちたい…そう思いながら、色々行動を起こすときっとそれを評価してくれる人は現れるはず。そこに相互の感動が生まれる。そういう事じゃないでしょうか?で、そうやって日々仕事してたら、結構幸せになれるような気がします。

 

★万策尽きたと思うな。自ら断崖絶壁の淵に立て。その時初めて新たなる風は必ず吹く。

要するに、何があっても最後まで諦めるな、という事ですね。この言葉も大好きです。笑われるかもしれませんが、私は、結構ジタバタするのが好きなんです。こう言うと、何か『往生際の悪いヤツ』のように思われるかもしれませんが、仕方ありません。生来鈍臭い男なもので…何事も不器用な方なので、器用にカッコ良くは出来ません。ですが、何事も諦めたくない。最後までなんとかしたい。そうすると、あら不思議、私の人生においては何故かこれが好転する事が多いんです。少なくともそれ以上悪化する事はあまり無かったという事。きっと、天の神様が、あまりにみっともないのでお情けをおかけ下さったのだろうと、今では思っています…因みにユダヤタルムードの教えにも同じような教えがありますね。成功する人というのは、成功するまでチャレンジを止めなかった人だ、みたいなね。

 

★コケたら、立ちなはれ。

これも私が気に入っている幸之助さんの言葉です。ホント短い、シンプルな言葉なんですが、色々教えられます。人は弱い。なので、人生で失敗なんかすると、すぐへこんで落ち込んだりするもの。幸之助さんは、そこに『喝!』を入れてくれています。なんか幸之助さんのこんな声が聞こえて来る気がします…『あんた、いつまで寝てんのや。はよ起きなはれ。みんなあんたを待ってんのやで。』…

 

★冷静なほど、大事な事はないのである。

私はここで仰っている『冷静』とは、『平常心』の事ではないかと思います。で、この『平常心』とはそもそも仏教用語で、本来の意味は、『素直』という事らしいです。『素直』といえば、松下幸之助さんが好んで言われていた言葉です。ありますよね、幸之助さんが直筆で書かれて以下のような書が…一にも二にも人は素直でなければいけない。全てはそこから始まるとね。『素直な心』を持っていたら、それまで見えていなかったものも見えるようになる。悟れるようになる。このように教えておられます。大事な言葉だと思います。

 

★知恵のある者は知恵を出せ、知恵が出せない者は汗を出せ、知恵も汗も出せない者は、黙って去れ…

実はこれはちょっと番外編です。というのも、幸之助さんの言葉ではないからです。この言葉は、私が以前所属していた松下グループの販売会社のシステム部門、SEグループの中でのいわゆる『合言葉』でした。なかなか良い言葉でしょ。ここの部門長さんが大変な『幸之助信者』だったのを覚えています。で、ある時聞いてみたんです。『部長、良い言葉ですね。ご自分で作られたんですか?』『まさか、オレにそんな才能は無いよ。オリジナルがあるんだ。幸之助相談役の言葉だよ。』こう言ってその元ネタの言葉を教えてくれました。それが以下の言葉です。

●先ず汗を出せ。汗の中から知恵を出せ。それが出来ない者は去れ。

その部長さんはこの言葉を参考に、自分の部門内の合言葉として、上記の言葉を作ったんだそうです。どうでしょうか?ちょっと厳しく感じられるかもしれませんが、大変良い言葉だと私は今でも思っています。

 

★自分の仕事というのは、人の助け無しには、一日も進み得ないのである。

全く仰ると通りだと私は思います。だって、夫婦生活だってそうでしょう。奥さんの協力無しには家庭も上手くいかない。職場での仕事にしても、我々は何かしら他人の協力を得ているはず。『いや、オレは自営業者だから、何でも一人でやってるぞ』という人も、多分それは違う。だって商売やってるなら、いるはずでしょ、お得意さんが。ほらね、一人じゃ無いんですよ。この世の中に於いては、我々人間は、嫌でも他人と関わりを持たないと、生きて行けないようになっているはずです。ましてや、お金が絡む仕事となると余計そうなるでしょう。なので、そういう事なら、仕事は他人と上手く協力し合って進めて行くというのが、一番という事。皆で助け合って進めるのが最良の策と言えるでしょう。無理せずにね。

 

★社会生活は日々これ戦い、日々これ苦難。その時に心が動揺するかしないかは、信念の有無で決まる。

アーメン。まさにその通りだと思います。私事になりますが、私がクリスチャンになった理由の一つでもあるんです、この事。当時私も色々な苦難、困難に遭遇していた時期でした。私も人間だし、やはり弱いので、動揺するわけですよ、心が…でもね、そうするとやはりよろしくない。前述の言葉ではないですが、やはり平常心が大切です。こうした平常心を常に保てるようにするには、何か強い信念、頼れるものを持っている必要があると思うのです。何でも良いと思うんですよ。父親の言葉、大好きなお爺ちゃんの言葉、故郷の美しい自然、聖書の言葉、仏教の教え、コーランの言葉、孔子の教え…そうした中から自分にフィットしたものを持てば良い。兎に角、人生を生きて行く上で、自分の礎、土台、基礎となり、同時に自分の人生の指針となってくれるようなもの、これがここで言われている信念ではないでしょうか?