こんばんは~
MAMA、終わりましたね~
今日からGYAO!で配信してくれるので、またゆっくり見ようっと
今日は「スタシカ」いっときます
もう、2週遅れてしまってますが
またまた、異世界に飛ばされてしまったスターワン…
今度はどんな世界なのでしょう
第45話
45. 見知らぬ世界
写真撮影をしてたはずが、いきなり中世風の建物のひさしの下に立っていたスターワン。
「また、前みたいな事が起こったのかも」
タホが小さく呟いた。
目の前には、美しい服を着て、首には派手なネックレス、10本の指それぞれにはめられた赤い指輪をした人々が、行き交っている。
「あ…あの模様見える?」
ソルが指さした先をユジンは見た。
「さっきまでいた古城に似たような模様があったな。あの模様が俺たちをここに連れてきたのか?」
「また知らない世界に来たのは確かだけど…いつもみたいに寂しい場所じゃない…」
ソルは今回は人が沢山いる世界に来た事が不安だった。
「ねぇ、ちょっと変じゃない?」
アビスが不思議そうに言った。
「僕たち、ここの人たちと全然違うカッコしてるのに、誰も見てないよ」
その時、ユジンのファミリアのジャンが、道に飛び出した。
「あ、ジャン!危ない!」
ユジンがジャンを捕まえようとした時、1人の人とぶつかってしまった。
「え?」
確かにぶつかったはずが、ユジンは派手な装飾品を付けた男をそのまま”通過”した。
ユジンは寒気を覚えて振り返ると、その男も身震いしていた。
それを見ていたメンバーたちも試してみると、やはりみんな通過してしまう。
「僕たちが幽霊なのか。この人たちが幽霊なのか…」
タホは自分の手を見つめたが、透明には見えない。
「あなたは誰ですか?」
ソルは尋ねた。
男は何か呟いたが、スターワンには届かない。
「はい、分かってます。因果律でしょう」
ビケンが堂々と聞いた。
「あなたが僕たちを呼んだんですね?」
タホが続けて尋ねた。
「うん。それより慣れてるみたいだけど、すごいね」
「まぁ、色々あって…それより撮影の途中でいなくなっちゃったけど、どうしよう」
ソルがため息をついた。
「おそらく君たちの世界は今、止まってるはずだよ。でも、君たちがあまりに長い間、時間軸を乱してるなら、道理に従って戻そうとするはずだ。おそらく違う方法を使って」
「違う方法って?」
タホが尋ねた。
「例えば、全ての人の記憶から君たちを消し去るとか」
家族やファンの記憶から消えるなんて、ソルは死んでも嫌だった。
スターワンは世間から愛されながら生きているアイドルなのだから。
「君たちに関する記憶の薄い人たちから、徐々に消えていくだろうね」
今度の異世界は、もう1人のアビスが登場


