こんばんは~
急に寒くなってきましたね~
でも、暑がりの私は、1日中暑くなったり寒くなったりで、季節の変わり目は大変…
今も扇風機を点けたり、消したりしてます
今日は「スタシカ」で~す
どんどん暗い展開になっていくけど、ほんとに一体どの層をターゲットにしてるのやら…
第38話
38. 話し合い
ジュディの手当をし、ベッドで寝かしつけると、スターワンは居間に集まった。
「ジュディが言ってた事で気になったんだけど、滅竜道家と竜の一族は、なんで俺たちを手に入れようとしてるんだろう」
ソルがメンバーに尋ねた。
「どちらにも”竜”の文字が入っているし、俺たちは何か竜に関する使命を与えられた存在なのかも。ロードに聞いても答えてくれないだろうし…」
「ジュディが知ってるんじゃない?」
アビスの言葉にビケンは首を振った。
「いや、それはないって。あんなに小さいんだし。それより、ジュディの件を早く解決してあげないと」
「明日、ロードにジュディを保護するよう要求する。応じないなら、俺たちはここを出るって言うんだ」
いつも穏やかなソルだが、重要な場面では別人のように強い姿を見せる。
リーダーとして信頼できる点だった。
「気になってるんだけど、ここに来てから、強い魔法は教えてくれないと思わない?こういう魔法アイテムもくれないし」
望遠鏡が入った手袋を触っていたタホが突然言い出した。
「確かに、何か隠してる気もするよな。これからは積極的に要求していった方がいいかもな」
ユジンが答えた。
「これからはもっと強い魔法を教えてくれって頼んでみようよ。この前襲撃にあった時、天井が崩れてきてゾッとしたもん」
ビケンは何とか防いでくれた杖を撫でながら言った。
「今の僕たちは、攻撃力がなくて、防御で精一杯だからね…」
と、アビス。
「とにかく、今日は色々大変だったし、そろそろ休もう」
みんなの不安を断ち切るように、ソルが明るく言った。
(何が起きても、みんなが一緒なら、なんとか、なるんじゃないかな)
その時、ソルは背後に何かを感じ、急いで振り返った。
誰もいない。
ソルは不吉な予感を振り払い、重い足取りで部屋へ帰った。
青いラグの敷かれた執務室。
両側の壁は本棚になっていて、机の上には大量の文書が積み上げられていた。
ドラゴンピークをすべて見渡せるほどの、大きな窓のそばに立った、銀髪に緑色の目をした男。
ソルは黙って男の後ろ姿を見つめた。
最初は正体不明の集団から救ってくれ、魔法の修練までさせてくれるありがたい存在だった。
しかし、今は良くない事を隠してる、警戒すべき対象だった。
「何か言いたげですね」
「お話があります。一部の子供たちが一人の子供をいじめてます。暴力まで振るってるんです。知らないわけないですよね。ここからハッキリ見えてるんですから!」
ロードの表情は微塵たりとも変わらない。
「全部知っていて見て見ぬふりですか。すぐに何か手を打ってくださいよ!」
ユジンも声を張り上げた。
ロードは鬱陶しそうにするだけで何も言わない。
「聞いてるんですか。あの子供たちに罰を与えないなら、僕たちはここを出ます!」
タホが言い、ビケンも後を続けた。
「ジュディを保護するって約束してくれないなら、今すぐ荷物をまとめて出ていきます!」
ロードはようやく、スターワンのほうに目をやった。
「あぁ…裏切り者の小間使いの娘の事ですか。気にすることはありません」
「あんな小さな子をこき使うなんて…僕たちは自分で何でもしますので、あの子を休ませてください。ずっといじめにあって、全身アザだらけなんです」
ソルは拳を握りしめながら言った。
ロードは目を細め、考え込んでいるようだった。
スターワンはみな、このまま見過ごすわけにはいかないと強い意思でロードを見つめた。
え





