こんばんは~キラキラ


今日は「スタシカ」いっときますOK

あ、先週、トゥバくんの写真が無いって言ったけど、ありました~あせる

終わりかと思ってあらすじ書いたのに、ちょっとだけ続きがあって…

なので、今日のに足しておきます~チョキ



第37話
37. ジュディの事情


「付いてきて」

ソルは声が聞こえてくる方向に、メンバーたちと向かった。

─消えろ!

─この裏切り者!

怒鳴り声と同時に何かを踏みつける音。

「止めろ!」

スターワンは駆け出し、いじめられている子供を見ると、それはジュディだった。


ジュディをいじめていたのは数人の4、5歳ほどの子供だったが、彼らの行動や暴言は酷いものだった。

「お前ら何してんだ!」

ユジンが怒鳴りつけるも、全く気にしない素振りの子供たち。

すると、中の1人がスターワンを指差して声を上げた。

「あ、この人たち、星の子供たちだ!ロード様と話してるの見たことある」

「じゃあ、あの汚れがついたらダメじゃん」

子供たちは魔法で小川の水から槍を作り、ジュディに放ったが、ビケンが木の盾を作る方が早かった。

「運命の少年たちよ。そいつとそいつの家族は竜の一族に叛いた裏切り者です。騙されてはいけません」

「お前らいい加減にしろ!」

ユジンが声を張り上げるも、子供たちは全く悪びれた様子はない。

「とりあえず君たちは帰って。もう二度とジュディの前に現れないように」

「次、会った時は覚悟しろよ」

ソルの言葉に、ジュディを睨み暴言を吐きながら、子供たちは走り去った。


子供たちがいなくなり、スターワンはジュディに何故こんな事が起きるのか聞いた。

「みなさんも聞いたように、私は裏切り者なんです。父が一族に叛いて出て行ってしまったので…」

ジュディはすすり泣きながら、話を続けた。

「一族に叛くというのは、竜の一族が使っている魔法のビジョンを持って逃げる事です」

「どこへ逃げたの?」

タホが尋ねた。

「滅竜道家です。オレンジ色のマントを羽織っている…」

「オレンジ色の?」

スターワンはコンサート会場と駐車場で襲ってきた、正体不明の集団を思い出した。

「じゃあ、竜の一族を裏切った人たちが滅竜道家になったってこと?」

アビスが尋ねるとジュディは首を振った。

「いえ、過去百年で裏切ったのは私の父と弟だけです…昔は滅竜道家に移った人たちはただの裏切り者だったのですが、最近あなたたちが現れてからは…あっ!」

「大丈夫、俺たちには話していいよ」

ソルが優しく言った。

ジュディが言うには、駐車場でスターワンが滅竜道家に襲われた時、竜の一族が救ってくれたが、その事で滅竜道家に敵意を持ち始めたという。

ジュディのいじめに自分たちが関わっていることに、ソルは胸が締め付けられた。


「君のお父さんがここを去った理由を聞かせてくれない?」

ソルはジュディを傷つけないように聞いた。

「母と弟が重い病気にかかってしまって、父がロードだけが持っているポーションを借りに行ったんですが、貴重な物だからとどうしても貸してもらえなくて…だから、父は滅竜道家にポーションがあるかもしれないと、探しに行ったんです…」

それを聞いたビケンは、ポケットのガラス瓶の中の液体がそのポーションのような予感がした。


「ロードは最後までそれを渡してくれず、母は亡くなり、父は弟だけでも助けたいとドラゴンピークを去ったんです。本当は私も一緒に行くはずでしたが、途中で捕まってしまって…」

スターワンのメンバーは口々にジュディを慰めると、ジュディは抑えきれずに泣き叫んだ。

その姿を見て、スターワンは優しく微笑んだ。

「もう遅いし、宿舎へ帰ろう」

ユジンはジュディを軽々と肩に担ぐと、アビスが目を丸くした。

「ユジンさん、どんどん力が強くなってるね」

「ジュディが軽すぎんだよ。ちゃんと食べてんのか?」

小柄でやせ細っている姿を見ながら、ソルは栄養状態が心配になった。

そして、善良そうな竜の一族に対しての違和感が、ますます確信に変わっていった。



ジュディ、不憫すぎる汗汗汗

ってか、なんか子供のいじめとか、なんか気分が滅入るわネガティブ

だいたい、ロードの言う、命より貴重な事って何やねんムカムカ

竜の一族も滅竜道家も、どっちもどっちなんちゃうの~ブーブーブー

ほんとに、いい加減、スターワンにはもっと強くなって頂きたい炎