こんばんは~
さっき「GBGB」JPverのMVが公開されました~~
でも、今日は私には「スタシカ」の更新という使命(大袈裟)があるので、MVの感想は明日書きま~す
昨日、CD届きました~~
初回限定盤の「ニヒリスト」と「ナルシスト」と「ヨンジュンver」の3枚
そして~~
トレカは「ナルシスト」にヨンジュンが来てくれましたぁぁぁ
めっちゃ可愛い~~~
「ニヒリスト」はウプズ
コンサートに誘ってくれたMOA友ちゃんがボムギュペンなので、お婿入り決定
では、「スタシカ」で~す
どの世界にも「黒い水」が出没して、そのせいで星が滅亡するみたいですねぇ…
第33話
33. 問い
「私の星が滅びる前に本を見つけ出し、その世界線をねじ曲げなければならない」
「どうして星が滅亡するんですか?」
タホは聞いた。
「黒い水。それを得ようとした結果、争いが起こり、世の中は戦火に包まれた。黒い水は生活を豊かにしてくれる資源だったが、枯渇させてしまうと、人間は感情を失ってしまう…世界が破滅する頃に人類は自らを壊していたことに気づいたんだ」
タホはじっと男の話を聞いていた。
「そして人類は2つに分かれた。世界の滅亡を受け入れる者たちと、諦めずに道を探す者たちと」
「じゃあ、賢者さんは本の結末を変えようとしてるんですね」
男は驚いたように、濁った目をそっと開けてタホを見た。
「君は賢いな。そうやって世の中の真理に近づいていけばいい」
時がたち、男の隣にいるタホは、今まで押し殺していた本音を男に打ち明けたくなった。
「僕たち、運命の少年らしいです」
タホはスターワンの状況、そして自分の役割に対する悩みを打ち明けた。
「実は…僕は運命の少年なんて荷が重いんです。僕たちが世界を救うなんて…僕が大切なのはメンバーと家族、それにファンだけなのに」
タホの話を頷きながら聞いていた男が口を開いた。
「使命が重くて受け入れがたくても、君は逃げることなくベストを尽くしてるじゃないか」
タホは照れくさくなり、少し笑ってしまった。
「絶望的な状況に陥っても、逃げたり諦めたりしなければ、必ず道は拓けるものだ。君には仲間もいるしな」
メンバーを見ると、みんな遠くから心配そうな目でタホを見ていた。
本音をすべて聞かれたようで、タホは恥ずかしかったが、殻を破って少しだけ自分らしくなれたような気がした。
「さぁ、みんな集まってくれ」
スターワンは男の周りに集まった。
「運命を変える為に何が必要だろうか」
ソルは何故か雪原の男が浮かんだ。
「犠牲ですか?」
「いや、愛だ。愛という感情は巨大なエネルギーを放出する。愛には魔法さえかなわないと私は思っているんだ」
男は明るく笑った。
「君たちが貰ってる愛を常に忘れず、困難にぶつかるたびに思い出し、原動力にするんだ」
「もちろんです!いつでもファンの愛は忘れません!」
アビスが明るく手を上げて言うと、普段笑わないユジンがクスッと笑った。
男も温かく笑っていたが、急に咳き込んだ。
「ゲホッゲホッ」
しばらくして咳は止まったが、男の息遣いは荒いままだった。
スターワンが本探しの作業を再開していると、突然アビスが叫んだ。
「みんな、こっちに来て!」
タホは勢いよく走り出そうとしが、男が本棚を掴んで必死で立ち上がろうとしているのを見て、すぐに男を支えた。
「悪いね、世話をかけて」
「とんでもない」
2人がアビスの元に行くと、アビスはつま先立ちになって、黒い背表紙の本に手を伸ばしていた。
「見てて。おいでタワキ!」
タワキがアビスの取ろうとした本に近づくと、近くの本が一瞬にして入り乱れ、目的の本が姿を消した。
そして木が育つように、本棚が伸びていった。
そして、タワキが離れると元に姿に。
「なんでだ?俺がやってみる」
ユジンが本に向かって高くジャンプしたが、本棚が伸びる速度の方が速かった。
そして、ユジンが着地するとまた元の姿に。
「わざと俺たちを避けてるみたいだな」
ユジンがつぶやくと、タホに支えられながら男が言った。
「ああ、あれか」
だんだん、スターワンのメンバーとトゥバくんたちの性格がリンクしてきてる感じ