こんばんは~キラキラ


300記事目のお礼に、”いいね”してくださってる皆様にメッセージを送ってたんですが、何人か”年齢制限”で送れない方がいてあせるあせる

未成年の方なのかなはてなマーク

この場を借りて、お礼申し上げます~お願い

きっとお母さんより年上だと思うけど、トゥバくんたちを想う気持ちは一緒照れ飛び出すハート

これからも、よろしくお願いしますピンクハート


昨日はBTS兄さんのエムカのカムバステージがありましたねラブラブラブラブ

カッコ良かった~~爆笑飛び出すハート

でも、生放送には出演しないとか…

ヨンジュンにインタビューさせてあげたかったなぁ…汗汗


では、今日は「スタシカ」で~すチョキ

いきなり、雪原の世界に来てしまった、スターワン。

ここは一体どこなのでしょうはてなマーク


23. 白い雪原


アビスの召喚獣のタワキは、恐竜並の大きさになり、雪の上に降り立った。

「さぁ、お乗りください」

アビスに先導され、スターワンのメンバーは、順に背に飛び乗ると、タワキはゆっくりと羽ばたき始めた。

「わぁ…」

ソルが上空から見下ろすと、そこは一面の銀世界。

そして、スピードを上げて飛び続けていると、遠くにあった木が近づいてきた。

「よくあるビルよりデカいんじゃね?」

ユジンが驚きを隠せないぐらい、その木は巨大だった。
みんなが感嘆の声を上げる中、ビケンだけは前にこの風景をどこかで見たような気がしていた。

タワキは大きな木のそばに着地し、メンバーが背中から降りると、元の小さな姿に戻った。
メンバーが木を見上げると、先端すら見えない。
「どこかで見た気がする…」
ビケンに続き、タホもそう感じた。
「ユグドラシルを知ってるのか?」
「この木がユグドラシルか…って、え?」
ビックリして振り返ると、強風が吹き荒れる銀世界の中、雪のように白い服を来た男が立っていた。

「挨拶はなしか?」
「あ、あなたの星、スターワンです!」
メンバーたちは同時に、グループのお決まり挨拶を口にしてしまった。

「こ、ここに住んでいるんですか? 僕たちは、サイコロが不調で間違ってここに来てしまって。帰る方法を知りませんか?」
「サイコロ? そんな物でここに来たのか?」
ソルが出したミント色のサイコロに男が手を近づけると、サイコロは淡い光を放った。
「誰かが手を加えたか…あぁ!私がずっと呼び続けていたんだ。かなり前から」
メンバーに目をやり、ビケンを一際見つめると柔らかく微笑んだ。
「まずは場所を変えよう。ここは寒いだろ」

男は持っていた杖で空中に横線を引くと、上下に広がり、その向こうには穏やかな黄緑色の草むらが見えた。
メンバーがその隙間を潜ると、そこは四方を壁に囲まれた広い空き地だった。
「ここがどこか気になるだろう?それにしても久しぶりだ、誰かと話すのは。少なくとも百年は過ぎたか」
男はスターワンと同年代に見える。
理解しがたい状態にタホが尋ねた。
「あなたは誰なんですか?」
男は何かを言ったが聞こえてこなかった。
「因果律で妨げられているな。本来なら違う次元の人と会ってはならないのだ。数万分の1の確率の奇跡が起きたんだろう」
ソルはここに導いてきたサイコロを見つめた。
「そのサイコロはとてつもないエネルギーに満ちている。誰かの強い祈りが込められているようだ。無闇に人前に出さない方がいい」

「兄貴!兄貴も魔法使いなんですか?」
ビケンがいきなり男に尋ねた。
「私か?私は大地に愛されている」
男が指を鳴らすと、地面の草から一輪の花が咲いた。
「君も大地の子のようだな」
ビケンの肩に乗っている、ひょうたんクマを見るとそう言った。

ソルは男を見れば見るほど、会った事があるような気がした。
「俺たち、どこかで会った事はありませんか?」
「あるかもしれないし、ないかもしれない。別の場所で、異なる存在として」
男は謎めいた言葉を並べると、今度はスターワンに尋ねた。
「それで、君たちは一体何者なんだ?」
ビケンはソルと腕を組んで答えた。
「俺たちは歌って踊る人たちです!」
「音楽は太古の魔法だからな。ここに来るほどなら、君たちは素晴らしい歌手なんだろう」
「そ、それほどでも」
ビケンは照れくさそうに謙遜した。
男が明るく笑っている姿を見て、ソルはふと、ビケンとこの男が似ている事に気づいた。
ソルが何か言おうと口を開きかけたが、男はゆっくり首を振り、その真剣な面持ちにソルは頷くしかなかった。

「それより兄貴、この杖はなんですか?」
「気に入ったのならやろう。私にはもう必要ない」
「いえ、大丈夫です。大切な物でしょうし」
「私があげたいんだ。この杖はユグドラシルの幹で作った物たから、大地の子ならきっと上手く使いこなせるだろう」
ビケンが戸惑っていると、男は言葉を続けた。
「杖はタダでやるから、一つだけ私の願いを聞いてほしい」
「俺たちに出来る事ですか?」
「ああ。大昔、星に祈りを捧げた。この状況を変えてくれる救世主が現れる事を。そして君たちが現れた」
「え?」
「さっき言っていただろう? 君たちは私の星だって」

新しい登場人物が出てきました~チョキ
っていうか、この世界は何はてなマーク
並行世界ってことはてなマーク
なんか、どこへ行っても「救世主」って期待されるけど、いまいち誰と戦うのか全然分からない…