こんばんは~キラキラ


最近、朝晩が少し冷えるせいか腰痛がひどい~絶望

今日はしっかり湿布してます~あせるあせる

腰痛、肩こりの無い人生になりたい…


今日は「スタシカ」で~すチョキ

そういえば、いつの間にか「マンガ」の方の再開が9月中になってました…ネガティブ

2ヶ月の休載って言ってたのに、どうしたんでしょはてなマーク


「スタシカ」ノベル 第22話

12. 雪原


アビスが触れて眩しく光っていた水晶玉。

ゆっくり光が弱まり、水晶玉には翼が浮かび上がった。

「ほう、実に珍しい一族だ。オルニス族という鳥の一族で、召喚能力があり、古代に存在したと聞いています」

と、いきなり水晶玉にヒビが入り、真っ二つに割れてしまった。

「い、一族の宝が…」

片眼鏡の男は割れた断面を合わせて、くっつけようとしたが、力なく項垂れてしまい、ゆっくりと体を起こした。

「世界に1つしかない貴重な物なんです。直す方法を考えねば…今日の授業はここまでにします」

「あの、お名前はなんて言うんですか?なんて呼べはいいか分からなくて」

ソルが尋ねると、

「先生とでも。竜神に仕える者たちは名前を持たず地位があります。”ロード”が代表的な例です」

「じゃあ、”ジュディ”はどうして…」

「竜の一族に名前があるのは、罪人を意味します。いわゆる烙印のようなものですね…外の世界のあなた達には関係のないことですが」

そう言うと男は水晶玉を抱えて去って行った。

スターワンのメンバーはこの世界に違和感を感じ始めた。


魔法の修練は続き、1日が終わりソルがサイコロを振って宿舎に戻る毎日も2週間目に入ったが、現実世界では2日過ぎただけだった。

スターワンのメンバーたちは、それぞれの召喚獣と、関係が深まっていた。

ビケンはひょうたんクマと薬草を取りに行き、軟膏を作り、ソルのヴォルパーティンガーは打撃用のかかしを角で突き壊した。

ユジンのジャンはいつの間にか大きくなり、ユジンの対戦相手になっている。


「みんな!そろそろ修練に行く時間だ」

ソルがメンバーを呼び集め、スターワンの5人と5体のファミリアはいつものようにカーペットの中央に並んだ。

ソルはサイコロを取り出した。

「そのサイコロ、最初は心配したけど、大丈夫そうだね」

ふと、タホが思い出して尋ねた。

「うん、今まで問題なかったし、大丈夫じゃないかな。じゃ、行くよ」

ソルはそっとサイコロを投げてキャッチした。


訓練場に到着するはずが、目の前には一面銀世界の広大な雪原が…

「行き先を間違えたんだ。もう一度やり直そう」

タホの声を聞き、ソルは再度サイコロを投げてキャッチ。

それから何回もサイコロを投げたが、やはり他の場所に行くことは出来なかった。

タホは手首のスマートウォッチを見た。

「時間が止まってる。ドラゴンピークも外の世界も全部!」

「じゃあ、ここはどこなんだ?」

ソルの問に答える者はいなかった。


「タワキを飛ばしてみる。僕、最近この子と視界が共有できるから、高いところから見てみるよ」

アビスが言うと、タワキは空高く舞い上がった。

「何か見える?」

「雪しかない…あ、大きな木が1本見える。それだけだよ」

「そう…」

ソルは動揺を押し隠しながら、今はみんなの体温の低下を防ぐために、炎を塊を5つ作った。

「ソルさん、その火をこの中に入れてみて」

ソルはタホが作った透明な膜で出来た巾着の中に火を入れた。

これで、しばらくは持ちこたえられそうだ。



まもなくしてタワキが戻った。

東の方に1本の大きな木がある以外は、一面雪原の世界。

唯一見えるものがその木ならば、そこへ向かわなければならない気がした。

「ここからはかなり遠そうだった…でも、タワキがいる」

「タワキでどうするの?」

「乗るんだよ」

「こんな小さな鳥に?寒さでおかしくなっちゃった?」

ビケンが驚いた顔で言うと、タワキが空中に舞い上がった。




あれ、今度はドラゴンピークから、また別世界へ行ってしまいました~あせる

どこまで話を広げるんだろ…無気力

まぁ、でもソルが悪夢ばっか見てた頃よりは、話も面白くなってきたかなチョキ

雪原の世界で、スターワンにどんな事が待ってるのでしょ~また、来週流れ星流れ星